けんとkenkeng

　久しぶりのおもしろい作品を読ませていただきました。
田牧大和さんの最新作「緋色からくり」です。

　主人公は、女錠前師、緋名。父の跡を継ぎ、からくり錠前を手掛ける。
緋名の幼馴染の髪結い甚八。その二人を結びつける昔の事件・・・
　
　なんとも、おもしろいです。時代劇ミステリー、として、読み応えが
ありました。髪結いもの、といえば、宇江佐真理さんの「髪結い伊佐次シリーズ」
も大好きですが、この構成は、ぜひ、シリーズものになってほしいです。

　この作品にも、辰巳芸者が出てきますし、魅力的な登場人物ばかりです。
用心棒の康三郎も、魅力的～～。さ～～～、田牧さんの他の作品も読みたくなりました。


緋色からくり