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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2007.09.23
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カテゴリ:ヒラカワの日常
9月28日の朝日新聞夕刊掲載から始まる
三回シリーズ連載「風雅月記」を書いて、三ツ木さんに発送。
この連載は、一ヶ月の俺の日記から、五日分を
抜粋したもので、中年男(初老かな)の目線から
見えてくる文化や芸能を語るといった結構の企画である。
「日和下駄」である。
肩肘を張らずに、自由に書けるのが楽しい。
上野茂都、古今亭志ん五、エマニュエル・トッド、
ヨハネス・フェルメール、清水哲男という
脈絡のない五人の周辺を歩く。

さて、本日自民党の総裁が決まる。
先日養老孟司さん、内田くんとの鼎談の中で、
「政治家はいったい何をやっているのか」
(叱責ではなく、純粋な疑問形として)
ということが話題になったが、
この数週間、瑞穂の国には最高権力者が不在であった。
どこかに隠れてしまったわけだが、
それでも、ほとんど誰も困らなかった。
いや、個人も地方もずっと困っているのだが、その困惑の状況は
悪化も、改善もしなかったということだ。
現実の政治プロセスがどうなっているのかの委細は
判らないが、少なくとも統治権力者の不在ということに対して
日本人の間に動揺や不安といった精神的な混乱は
起こらなかった。
突飛なようだが、絶好の機会にテポドンは発射されなかったし、
軍事クーデターも起こらなかった。
何も無かったということが、何かが起きたということよりも
重要な意味があるということはある。
そのことに、誰も言及していない。
この空白こそ、日本の歴史上稀有の期間として
記憶されてしかるべきかもしれない。

今朝のテレビを見ていたら
福田総裁候補が、先のアメリカ軍への支援に対する
感謝を盛り込んだ国連決議において
「日本が困っていることを、世界が支援してくれた。
そういうポジションを日本が獲得した」というような
ことを語っていた。
「いや、それは違うでしょ、福田さん」と、思わずテレビに
向かって言ってしまった。
困っているのは日本ではなく、アメリカである。
給油の継続は、実効的にもシンボリックな意味でも
アメリカにとっては死活的に重要な問題である。
ここで、日本がアメリカの軍事戦略から距離をとったら、
ユーロ圏で起こったような、アメリカの覇権の稀釈化が
東アジアにおいても明確になってしまうからである。
国連決議は、ある意味で、アメリカの凋落と
それに続く地政学的な混乱といったものを、
急激なものにするのではなく、ソフトランディング
させようという世界の配慮が働いたように見える。
理論的に言うなら、そりゃ、一国の国内事情を国連の場に
持ち込むなと言うロシアの言っていることが
正しいんだけどさ。





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最終更新日  2007.09.26 11:51:30
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