至高の「執着」について
ある物事、考えなどについて「執着」すると、そのことに必ず苦しめられます。 仕事や恋愛、人間関係や健康の事など、「こうあってほしい」・「こうならいいのに」とそこに自己の思い(執着)があると、そのことは自分を苦しめる方向(思ったのとは違う方向)に発展します。 これらを解消するには、今の与えられた状況に『感謝』し、『あるがままを受け入れる』ことが大切です。 ここで一歩進んで難しい問題が、『愛す』や『ゆるす』などの『至高の考え』ともいうものに関してです。 それらは人間が『最も重要でやるべき事』だと思っているので、「自分はそれをやらなければならない」もしくは「人としてそれをやるのが当然だ」と自分に言い聞かせて、どうにかしてやろうと思ってしまいます。 これが知らず知らずのうちに、とても強い「執着」となってしまうのです。 どんなに素晴らしいと思える考えでも、絶対に正しくてしなければならないことは、この世に存在しません。 もし実際にそのことで苦しんでいるのであれば、「どうしても愛せない」「どうしてもゆるせない」自分自身を『あるがままに受け入れて』みましょう。 するとそこにあった「執着」から解放され、安らかな気持ちで『愛せたり』、『ゆるせる』ようになりますよ。