カテゴリ:たわ言
星屑を地上にまいた この街のどこかに 想い出も悲しみさえも 今は眠っている
この広い地球の上で 暮らしてる人たち 誰も皆 帰るところを 持っているはず
人は 幻の夢を追いかけて 生きているだけならば 儚なすぎる
何故に私は 生まれて来たの
何故に心が 寂しがるの
銀色の翼を広げ まだ知らぬ国へと いつの日か 旅立つならば 傍に愛する人
時が過ぎ 時代が変わり 若き日を振り向き 心だけが 帰るところは きっとこの街
人は 幻の過去を 懐かしみ 代えがたい優しさに 気付くけれど
何処へ私は 辿りつくの
何処へ心を 連れて行くの
何故に私は 生まれて来たの
何故に心が 寂しがるの
二人で旅行する時、 いつも車の中はカラオケ三昧。 色んな曲をかけては、 二人で声が枯れるまで 順番に、 そしてデュエットで、 歌い続けた。 遠出でも、 そんな二人の空間が楽しくて、 目的地まではあっという間。
そんな頃に車の中で 私が歌ってた一曲。
『いい曲やね』
確かボスはそう言った。
私は何気なく聞き流した。
でも内心、 すごく好きな曲だと思っていた。 だから、自分が素敵だなって思う感覚を、 同じものを対象にして 同じ時間に 同じ空間で 彼と二人で共感、共有できたことを とっても嬉しく思った。
ボスが亡くなってから あまり聞いていなかったこの一曲を 最近、 何気に車の中で 聞いていたら ワッと涙が溢れ出した。
想い出が甦るというより、 当時の空気感が 身体にまとわりつく感覚。
それは 懐かしくもあり、 切なくもあり、 心を揺さぶられ動揺はするが、 反対に 心地の良い感覚もあった。 そして 悲しみに支配されている ちっぽけな自分に 気付いても 感じた温かさから 離れたくなくて 泣きながらも 聞くことをやめられなかった。
ボスを傍に感じた 初めての経験。
明後日、 この一年を振り返らなければならない日、
ボスの笑顔を 思い出せる私でいられますように。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/01/18 04:56:54 PM
コメント(0) | コメントを書く |