カテゴリ:血管内治療
先日紹介した左上肢のarm claudicationを有する左鎖骨下動脈閉塞に対する血管内治療を行いました。閉塞部位は左VA、左IMA分岐後で左IMAなどから側副血行が発達しています。左VAの血流は順行性でSSS(subclavian steal syndrome)にはなっていません。血栓保護デバイスは使用せず、rt common femoral approach(Parent Plus 6Fr STA)で行いました。はじめProminetのサポート下にCruiseを進めましたが末梢で真腔を捉えることができず、Athelete Ruby Superhardのparallel wireに持ち込みました。
pseudo lumenをかなり広げてしまった感がありましたが何とかAthelete Ruby Superhardでpenetrationに成功しSHIDEN 5.0*20mmで前拡張しSMART Control 6.0*40mmを留置しました。その後の造影でstent distalからはじめのwire操作で作ってしまった解離腔が広がっておりSMART Control 6.0*60mmをもう一本追加し終了しました。 仕上がりは良好で一安心です。本来であればlt brachial or radialにもシースを一本入れておいてantegradeのwireであまり無理をせず、retrogradeからのwire操作をするのがbestですが、lt brachial punctureの後ワイヤーが抜けてしまい圧迫止血しながらのPPIとなってしまいました。反省。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月18日 23時12分49秒
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