カテゴリ:血管内治療
lt SFAのlong CTOの治療を初めてTCAを用いて行いました。糖尿病・内分泌内科からの紹介で、下肢動脈造影CTでは左腎動脈、両側浅大腿動脈に病変があります。 rt femoral approach 6Frではじめにスクリーニングの冠動脈造影を施行後左腎動脈を選択的に造影。90%狭窄を認めGCにRE-SS(Mach-1 6Fr)、GWにJourneyを用いSHIDEN 5.0*15mmで前拡張後Express SD 5.0*15を挿入しました。 次にシースをParent Plus STA 6Frに入れかえ、lt iliac側にcrossoverさせlt SFAを造影。CTと同じ所見でlt SFA入口部にきれいなスタンプを残し閉塞。DFAから蛇行のない良好な側副血行路を認めました。 順行性に5Fr マルチパーパスカテーテル+1.5mmJラジフォーカスで閉塞部を進めましたが、末梢で真腔捉えられずTCAに切りかえました。Prominentのサポート下にAguru 300cmを進め容易にDFAを通過させSFAを逆行性に進めることができました。Aguru 300cmをParent Plusのシース内に収納させ、ワイヤーをexternalizationさせRx-Genity 5.0*100で閉塞したSFAを全体に拡張。POBAのみで終了としました。 TCAは原則同側でのアプローチと言われていますが、本症例のような良好な側副血行路の場合は対側山越えでもOKでした。いい一日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月10日 22時40分16秒
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