カテゴリ:血管内治療
1年前失敗に終わった#6 CTOの再挑戦をしました。 昨年はantegradeからXTR、Miracle 6gまで使いpenetrationを試みましたがうまくいかず、RV branchからのretroに切り替えました。そこでperforationを起こし終了となっております。今回はantegradeで行けるところまで行こうと思いスタートしました。
CrusadeをXTRにのっけて、CTOの入り口をUltimate Bros3で穿通を開始し、少し進んだところでCrusadeを回収しCorsairをのっけてさらに穿通を行いました。進まなくなったところでConquest Pro 8-20に変えたところ、一気にワイヤーが進みApexまでワイヤーが進みました。抜けた瞬間は手元でプチっと音が鳴ったような感覚がありました。ワイヤーの位置を対側造影で確認したところ、抜けたと思われたConquest Pro 8-20は血管から大きくそれていました。 Septalに抜けたXTRと血管外に抜けてしまったConquest Pro 8-20の間をめがけて、再度Corsair+XTRでCTOの穿通を開始し、ついにLAD末梢まで穿通に成功しました。しかしその後の造影で造影剤が血管外に漏出しており大きいperforationを引き起こしていることがわかりました。 プロタミンでへパリンをリバースし、Ryusei 2.5*20mmのperfusion balloonで3分止血を2回行い止血に成功。#6 prox Endeavor sprint RX 3.0*18mm, dist Endeavor sprint RX 2.5*30mmを留置し、#6 CTOの再開通に成功しました。 coronary perforationという合併症をmanagementしながらCTOの治療を完結できました。いい日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月01日 16時04分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[血管内治療] カテゴリの最新記事
|