カテゴリ:~07ワラビーズ
大一番を前に、ちょいと余談です。。
先日、「W杯91年・イングランド-スコットランド」を、見ますた・・。 昔のスコットランドといえば、グラウンドを広く使った「高速ラック」が武器。。 陰ながら、スコットランドのラグビーも好きだった私ですが、中でもヘイスティング兄弟がお気に入りでした・・。 そういえば、当時の(87~91年頃)私の周りには、カーワンのファンというのは、ほとんどいなかった記憶があり・・。 ABsでは、フォックスやギャラハーあたりが人気。。 かえって、キャンピージーやG.ヘイスティング、はたまたフランスのセラ&ブランコのファンの方が多かったですが、皆さんの周りでは、いかがでしょうか?? この試合は、「普通にやったら負ける」スコットランドが、あえて展開ラグビーを封印し、ひたすらハイパントを蹴りまくる。。 そうして試合終盤まで、どちらが勝つか分からないくらいに、(ダラダラと?)もつれさせておいて・・。 ここぞというタイミングから、一気に「高速展開」を仕掛け始めるという頭脳戦は、流石だナァと。。 ************************** さてさて、ワラビースです・・。 昨年は、ラインアウトを制圧し、ペースに乗りかけながらも完敗の対ABs・第4戦が印象的でした。。 まさしく、「普通にやって、普通に負けた」ような記憶があり・・。 ABsの勝ちパターンは、前半は密集に人をかけず、体力温存しているからか? 「ハーフタイムまでは僅差」というのが、非常に多いです。。 もち、余程の格下は別ですが・・。 「ワラビースvsABs」は、PGでワラビーズが先制するも、前半終わり頃に追いつかれ、後半になると一気に追い抜かれ突き放されていくのが、毎度おなじみのパターン。。 中でも密集でのFWは、ABsが見切って1~2人しか来ないのに、ワラビーズは3~4人づつ投入。。 それでも、無理に(無駄に?)ボールを継続し続けると・・。 ○「BKラインに、人が居なくなる」(→手詰まりで蹴るも、キックミスして失点に・・。) ○「疲れて、後半に自滅」(→エルサムが反則し、余計に疲れが増す・・。) いつもの負けパターンになる。。 そう考えると、『ラックを作らない!!』方が、良いんでないの?? ********************** 前節の「南ア-ABs」で、前半1分50秒頃に南アがやってましたが・・。 「相手に当たりながら、反転してパス」。 10番~13番に人材難の南アですら(ファンの方ごめんなさい。)、軽くゲインラインを越え、大外まで回せてました。。 その後は、ほとんど見られなかったので、きっと偶然だったのかもしれませんが・・。 ABsといえども、「立って繋ぐ」のと「反転してループ」が有効になります。。 また、このシステムの「芸術的な成功例」は・・。 早大・佐々木組の、大学選手権・決勝で見せた、約80mを8次攻撃(だったかな?)まで立って繋いで、最後は曽我部君がゴール隅に飛んだトライです。。 あの試合の詳細は、清宮・春口対談集「指導者」にありましたが、両指揮官の相当な頭脳戦だったそうで・・。 関東学院は、「ラックの制圧(とくに1~2人目の入り方)」に勝負を賭け・・。 早大は、それを見越したかのように、「ラックを作らない(立って繋ぐ)」のを徹底し、その試合のためだけに練習を積んだそうです。。 ********************* これは、オフロード・パスと同じで、体格が良いチームだからこそ出来る技なのかは謎ですが・・。 もし、やるとすれば、「SHが、しっかり走る」のが前提になります。 相手が、守備をリセットする前に、次の攻撃を仕掛けなければならないので、グレーガンがどれだけ走れるか? あとは、攻撃の起点が12番になりやすい上に、2~3次攻撃以降は12番がSO代わりになる場面が増えるかなと・・。 昨年は、SOが密集に巻き込まれる場面が多かったのに、12番が気が利かなくて攻撃の芽が摘まれてしまってましたが、ギタウ君の成長が見ものです。。 *********************** それと、攻撃だけでなく守備でもカギになるのが、この2人・・。 ABsのBK陣は、「時間とスペースが無い」浅いラインですが、反対に隙と隙間を与えると、楽々と攻撃されてしまう。。 まずは、(球捌きの苦手な)相手SHにグレーガンが、しっかりプレッシャーをかける。。 w(°o°)w しっかり、ヤレよーー! これをサボったり、南ア戦なみのユルさだと、勝ち目は無いです・・。 あとは、この数試合のABsが、毎試合一回はやらかしてます、「孤立したBKラインへのユルいパス」。。 ラインが深ければ、交わせてるのですが、浅いうえにノンビリとしたパスをすると・・。 外側から素早くタックルに入られると、面白いようにABsは倒される。。 フランス戦で、シャバルさんに圧倒された場面や、前節での南アがトライに繋げた、13番が交わされながらも片手で払われたタックルの場面です。。 ギタウ君が、メイジャーを倒し続けてくれれば・・。 あとは蹴るか、ロコゾコのライン参加しか手がなくなります。 さてさて、今年こそはホームで勝ってくれるのでしょうか?? 両チームとも、怪我人が出ないことを願ってます。。 とくに、なぜか最近になってパス・スピードが遅い(きっと怪我?)、ラーカム様のご無事を・・。 画像引用:昨年のFox Sports-HPより お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.30 17:52:35
コメント(0) | コメントを書く
[~07ワラビーズ] カテゴリの最新記事
|
|