サラリーマン大家さん本 その3
最近、「アパート投資の王道」という本を読んだ。著者の主張は明快。「大家の大家による大家のためのアパートづくり」。著者のスタンスは、「専業大家」であり、また実家が工務店であったがゆえ、非常に建築そのものに造詣が深い。ゆえに、ありきたりな設計・施工で建てるのではなく、建物そのものを10年後20年後も競争力のある「高い価値」を持たせて建てることこそが、これからのアパート賃貸業で生き残っていく必須であると主張している。「アパート投資の王道」具体的に「高い価値」とは、1、しっかりとした基礎/構造体 高い耐久性・耐震性 2、広々とした居住スペース ・余裕のある面積:33平方メートル以上 ・高い天井:4m3、運用コストの少ない設計 ・共有部の極小化・・・「長屋形式」で共用廊下、共用階段をなくす ・配管類を建物裏側へ露出=メンテナンスが容易 ・屋根や敷地もメンテの容易さを考慮した設計4、高い居住性能 ・遮音設計:遮音の為の部材を惜しまず投入。コンセント位置さえも留意 ・オートロックを標準にであるという。確かに。ユーザーサイドの理念に、たいへん参考になりました。