Smile Circus

▼スクーリング11週目
【1】認定試験見極めの結果について
【2】この先の流れ
【3】身体スキル：動きの確認
【4】ボールエクササイズ：動きの確認

この1週間、スクーリングの最終日でもある実技試験（認定試験）を受けられるかどうか、という大事な見極めの時期でもありました。動画の提出の時に見ているのは動きやリードの正確さだけではなく、笑顔はもちろん、振り返りの視点です。動きは精度をあげたものを試験当日に見せてもらえるかもしれない。
でも、人の身体（ここでは自分の動画を見ているので、自分の身体になりますが）を的確な視点をもってみられるか、というのは、試験の場で見せてもらうことができないけれど、インストラクターにとって本当に大事なスキルです。

私たちの求めているレベルというのは、サークルをつくって仲良くエクササイズをするというレベルのものではなく、身体を使って指導するプロです。それもリフレッシュという目的ではなく、産後女性のエンパワーメントの場となる場づくりという使命を担っているのです。だから、このしんどいことを「それでもやるのか？」と問いながら進んでいける人じゃないと、一緒に活動していけないと思います。

スクーリングのはじめに、この一週間動画をみさせていただいた担当からの講評と共に、実技試験を受けられるかどうかをお伝えしました。残念ながら全員受けられるレベルに達していませんでした。これも現実なんですよね。「頑張ったね」と言って、誰でも受けていいですよというほうが実は簡単だと思います。「受けられません」って伝える痛みってけっこう大きいです。



どんな人も考えて欲しいのは、自分の思いだけではなく、周りの人のこと。共に頑張った仲間のこと。支えてくれた人たちのこと。自分ひとりで我武者らに頑張れるなんて人は誰もいなくて、それぞれの環境の中で頑張って来た人、合格のレベルに達した人、この時点で秀でている人が「元々素質があった」とか「要領よく頑張れる」とかそういうことではないんです。その環境を整え、周囲とコミュニケーションをとりながら、自分の進みたい路へのおもいを軸を固め、取り組んできた人のこと、私は本当に尊敬しています。

自分なりに頑張ったからそれでいい...とかではなく、その周りで力を貸してくれた人たちのことを思ったら、その人たちと一緒に何かやりたいと、本気で思ったら、自分に足りないことを常に考え、進んでいくことしかできないよな、と私は思います。私が、養成コース生の時にそうだったから。
この日スクーリングに来てくれた吉田紫磨子インストラクターも、ご自身の養成生時代を振り返り、あの頃よく泣いていたと。
私もそうでした。できない悔しさと、それでも周りの同期や、ここまで支えてきてくれた人の顔を思い浮かべ、そして自分の「インストラクターになりたい！」という原点のおもいに立ち返り、その時に必要なものを見極めつつ進んでいきました。容易くはないです。

「マドレボニータのインストラクターになるのは厳しい」と言われますが...身体を動かすプロを目指していて、それが今までやってきたことと違うことであるならば...大変なのは当然だと思います。だって大人になって身体を変えるんですから！新しいことを学ぶんですから。趣味の延長とかではないんです。だからそれを目指す過程で大事なことを沢山伝えています。それもきっと、今までの考え方とは違うようなことなんだろうな、と思います。日々自分が「どうしたい？」と問い続け、だからこそ１人で抱え込まず、「私でなければ」というエゴも捨てていく。

支えあえる人と励ましあいながら、高めあっていくって本当にすごい日々だと思います。
実技試験まで、あと1週間、最後の踏ん張り！