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花王の常盤・元会長のお話を間近で聞いた。なんと常盤会長は東洋哲学に造詣が深かった。花王は23年連続で増益を続けているが
その辺に秘密が隠されているのかもしれない。 前の席に陣取った。元社長と言うより、名よ教授のような風貌だ。語り口は実にソフト。 最初の静かな語り口は次の言葉で始まった。 「世の中大きく変わった。世の中では失われた十年とやかましく騒がれたが、私はそうは思っていない。特に価値観が大きく多様化した十年だった。 皆がアメリカかぶれする中で、何か置き忘れてきたものがある。 ひとつは東洋の思想があるのではないか。 大きな仕事をするには大きな価値観が必要である。個ではなく、大きな全体の中で捉えていく。そこで東洋の思想が大きな役割を果たしていく。中国の古典にマネジメントの本質が説かれている。 西洋の知は、人間が出発点。 東洋の知は、大自然が出発点である・・・」 痩せぎすの体から、徐々に情熱の炎が吹き出してくる。そんな感じである。このパワーはどこから吹き出してくるのであろうか。それにしても笑顔がが可愛いおじいちゃんである。このあとまさに東洋哲学の真髄が炸裂していくのであるが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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