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カテゴリ:隠れ家
その店は住宅街の中にぽつんとあった。山田電気の方へ入った住宅街である。
小さな看板を見過ごせば、瀟洒な邸宅が続く。 入り口は狭い路地のアプローチである。小竹の植え込みが期待感を高める。 飛び石をたどると突き当たりにどっしりした木の扉。 一見、Bar? と勘違いしそうである。 扉を開けると店内は別世界。 奥の棚には一升瓶の銘酒と焼酎がづらりと並ぶ。 入った右手は6人ほどしか座れない木のカウンター。 奥には小上がりのオープン座敷。座卓は5つ。こじんまりした居酒屋だ。 住宅街にこんな居酒屋があるとは想像がつかない。 座席は堀コタツ形式になっていて座りやすい。 メニューを手にとりじっくり吟味する。 看板には元祖博多もつ鍋と書いてあったが、鮮魚や一品料理がメインとみた。 居酒屋というより割烹である。 まずは、あおりイカと玄界灘の鮮魚を刺身で盛り合わせにしてもらう。 アワビ、うに、クエ、。。 まで入った豪勢な盛り合わせが出てきた。高そうだ。 どれも飛び切り新鮮だ。 とりあえず生ビールの後は、十三代の純米吟醸酒を頼む。 酒肴三種を頼む。 このわたに純米酒。ああ、たまらない・・・・ からすみ。松前漬け・・・もう最高。 散歩の途中気になっていた店である。 いい店を探した。 一人で気さくには入れないが、大切な人を接待するには使える店である。 人にあまり教えたくない隠れ家グルメである。 店の名は、よかろうもん。 どうです? こういう隠れ家で、気の置けない人と一献傾けては・・・・・ だからお酒はやめられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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