|
カテゴリ:人生論
22日に第16回の「共鳴館」を開催した。
共鳴館は伝統文化や伝承技術を応援していく、プライベート・コミュニティである。 今回のテーマは江戸文化の華、「鳶」である。そう町火消しである。
77歳のは見えないシャキシャキの江戸っ子、新川のお頭をお呼びした。 背筋を伸ばし町火消し半纏を「粋に」着こなしている。
おっといけねぇえ。そんなことを言うと頭に叱られてしまう。
というのは、のっけからこんな調子ではじまったからだ・・ 「こんな半纏を着て歩いていると、『粋だねぇ』と声を掛けてくる馬鹿がいる。 ばかいっちゃいけねぇや。火消し半纏。これから火を消しにいこうという装束 でぇ。粋で着てるわけじゃねぇ。こういう奴を無粋っていうんだ」
のっけから江戸弁パンチが炸裂する。 正月の出初式からはじまって、年末の門松作りまで、江戸は鳶職の世界と きってはきれない。話をきているうちにどんどん江戸にひきこまれていく。
やっぱり、政五郎親分は、粋を知り尽くした方だった。 こんなことを言う私は無粋だが、ヒとシの区別がつかない下町生まれ の根っからの江戸っ子である。 小さいときから「しろひ」と呼ばれて・・・ おあとがよろしいようで。
山口政五郎の頭。子供の頃から鳶に世界に入り、伝統のある千組を 守り続けている。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.02 06:09:40
コメント(0) | コメントを書く
[人生論] カテゴリの最新記事
|