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カテゴリ:ぶらり旅
突如思い立って、土曜日に東北ぶらり旅に出かけた。 仙台を過ぎて、予定変更。古川で降りて、陸羽東線に乗り換える。 別名、奥の細道湯煙ラインと呼ばれる。 松尾芭蕉がたどった道のりだ。
鳴子温泉駅で途中下車。こけしの故郷だ。 坂道を経て石段のてっ辺に温泉神社がある。
この神社の縁起によると、鳴子温泉の歴史は古い。 続日本書紀の中に出てくる。837年、「鳴声の湯」が湧き出るとある。
歌碑があった。 「 みちのくは遥かなれども夢にみて こころの山々 こころのこけし 」
石段を降りるとすぐに公共の湯がある。
滝の湯だ。中に打たせ湯がある。 白濁した湯である。硫黄の臭いがぷ~んと漂う。 温泉ソムリエを自負する私としては、早速、テースティングをする。
フムフム、なるほど・・・・・。 口に含むと硫黄のアタック、そして柔らかい味。
単純泉など日本の温泉は大別すると11のタイプに分かれる。 鳴子の湯は、実に多彩な源泉を持つ。 なんと実に9つのタイプが湧出するのだ。
しかもこの滝の湯の入湯料はたったの150円。 この湯は、身と心をやわらかくあたためてくれる。
いままでの疲れがうそのように飛んでゆく。
鳴子温泉は至るところに温泉が出る。 だから公共の湯も多い。
道行く人に嬉しい足湯。
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