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カテゴリ:銭湯探険
麻布は大昔、6年間通い続けた街である。 だから裏の裏まで知っている。 坂道、路地裏、お店・・・・。
学生時代はよく学食で食べずに麻布十番に食べに行った。 最も好きだったのは登龍飯店の胡麻ダレ冷し中華であった。
あのころ胡麻だれの冷し中華は珍しかった。 極細のシコシコ麺。それに甘辛く煮たどんこの千切り、チャーシュー、クラゲ キュウリ・・・・。ピリ辛の胡麻だれが抜群に美味かった。
デザートの抹茶アイスクリームもよかった。 分厚い扉とうやうやしいサービス。今思うとませた学生だった。
そんな麻布十番温泉が閉まった。 周りに白い覆いが塞いでいる。マンションにでも変身するのであろう。
だが、麻布にはもう一軒温泉がでるのだ。
知る人ぞ知る、竹の湯である。 麻布十番を抜けて仙台坂下まで出る。そこに高級スーパーなにわやがある。 向こう側に渡って歩いて3分。そこに温泉が湧くのだ。
地下深くまで採掘している。 だから地底温泉である。茶黒い温泉だ。いかにも身体に効きそうだ。
正式名称は麻布黒美水温泉である。 中はこじんまりしているが綺麗だ。絵は、タイル画。 なぜか大海に浮かぶ日本丸。カモメが飛んでいる。
うーん、いい湯だなぁ♪ ここが東京のど真中とは思えない。
さあ、今日の湯上りの一杯はどこに行こうか?
昔ははじめで時々呑んだ。ちょっと高いが料理が何でも美味い。 意外と知られてないが、ここは正真正銘の元祖焼うどん発祥の店である。 ここは和食はすべて本格的である。昔は芸能人御用達であった。
ひとりでは行きにくい。 今日はやはりあべちゃんにしよう。
ボリューム満点。永年受け継がれた甘辛の真っ黒なたれ。 肉厚な焼トトン。モツの数々・・・・。ここの煮込みは絶品である。 口に入れるととろける。うーん、生ビールが喉にしみる。
焼トンも最高。中がレアーでじわっと出る旨味がたまらない。 これだから人生がやめられない。
湯上りの一杯は格別だ。 銭湯巡礼の旅はつづく・・・。
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