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カテゴリ:銭湯探険
三軒茶屋は銭湯天国である。 私が知っているだけで、歩いて何とかいける範囲に六湯ある。
それとともに居酒屋天国でもある。 昔からの飲み屋街が三方向ある。 それに新しいお洒落な店も多い。
15年位前によく行っていたのは、赤鬼である。
ここは当時は恐らく日本酒の銘酒を全国から揃えている稀有な店であった。 しかも昔からの路地裏に入った飲み屋街。一見では入りにくい名店である。
誤解を恐れずに言うと、大昔の三茶のイメージは学生と、そっちの筋の方々と、 水商売の女性達が数多く住まれている街との思い込みがあった。
なぜか銀座の水商売の4人に一人が三茶に住んでいると以前は信じていた。
酔ってこれを書いているので本題からどんどん外れてきた。 話を元に戻そう。
私は学生時代から三茶の庶民派娘を家庭教師で教えていた。 その子は太子堂に住んでおり、そこにいくために三茶の飲み屋街を抜けていった。 焼き鳥屋や居酒屋、細い路地に群がるくたびれたサラリーマン。
気がつくと私も前は絶対行かなかったそういう店を好むようになった。 自慢ではないが、以前はお洒落な店や、隠れ家を半端じゃなく熟知していた。 最近は、完全なC級グルメである。高くて美味しいのは当たり前である。
ああ、本題からまたまた反れた。
要は、「湯上りのちょっと一杯」に三茶はぴったりの街なのである。
土曜のまだ1時過ぎだったので、太子堂の細く迷路のような路地裏を 抜けて三宿にでた。
三宿は私が広告の仕事をしていた頃は、よく飲みに来た。 マスコミ系の、交通の便が悪くこっそりと呑める隠れ家は、麻布十番か この三宿に昔は集中していたのだ。
私は和風のBARやお洒落な隠れ家居酒屋に時々出没した。
今はまったく不案内である。 ただ今でも安くて美味しい店はいくつか知っている。
この日は相棒と、ビストロ 喜楽亭に入った。 2時近くだと言うのに客が外で待っている。満席だ。
ここのこだわりは凄い。季節によって美味しい玉葱を厳選している。 その玉葱を根気よく飴色になるまで炒め続ける。 そして素材の風味を活かす、奥行きのある欧風カレー。
それを手鍋に入れてグツグツ沸騰させて出す、つぼカレーである。
あまり知られていないが、ここのカレーパンは秀逸である。 いや正式には最近、カレーピロシキと言ってるらしいが・・・。
イヤー、ひき肉とこんがり炒めた玉葱の甘味、それに本格カレー味。 これがパン粉をまぶして揚げたもっちりしたピロシキの皮と最高のシンフォニー を奏でてくれるのだ。土曜日には持ち帰りようをばら売りしている。
地元の人達が心から愛すビストロのカレー屋さんである。
ああ、またも本題の銭湯巡礼を書き忘れた。
ごめんなさい。食いしん坊な僕・・・。
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Last updated
2009.03.12 04:47:02
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