ラーメン激戦区池袋 「ごとう」のつけ麺
池袋はラーメン激戦区である。 立教大学の周りもラーメン屋がそこかしこに存在する。 昼間はどこも学生で一杯である。さあ、どこに入ろうか? 一見、ありふれたラーメン屋風の「ごとう」に入ることにした。 L字型のカウンター。15,6人は座れる。 中の厨房が見渡せる比較的広い店だ。 何がここの目玉か、さりげなく食べている人のラーメンを観察する。 うむ。ここの看板はざるかあつ盛のつけ麺だ。 ざる小650円を頼む。 むむ。小も中も同じ650円。 勇気を出してざる中にかえる。 よくみると東池袋の有名店、「大勝軒」の写真が掲げられている。 なーるほど、ここのご主人はあの行列店大勝軒から独立したのだ。 写真の日付は、96年8月30日。まだ大勝軒のご主人も元気ようそうだ。 ということはこの店はまだ10歳ぐらいかなどと考えているうちにラーメンの登場。 がーん。すごい量だ。普通の大盛り以上のざる麺である。 小どんぶりにあったか目のつけスープが入っている。 トッピングの煮たまごとチャーシューがおいしそうだ。 麺は太麺だが、腰もある。 噛むと小麦の旨みがある。麺はいける。 つけ汁は脂分は少ないが、コクはそこそこある。 飽きないように、酸味と辛味が隠し味になっている。 これはなかなかいける。 チャシューは肉厚でやわらかい。 ふむふむ。これで650円は当たりだ。 結局、山ほどあった麺を食べきる。 お湯を入れてもらい、スープにして飲む。 学生街では人気の出るお店だ。ただまたかなり太ったようだ。 満服、満足の一杯であった。