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2007.08.24
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カテゴリ:★★★★☆な本

失恋で心に深い傷を負った「わたし」。夏休みの間だけ大学の友人から部屋を借りて一人暮らしをはじめるが、心の穴は埋められない。そんなときに再会した高校時代の友達キクちゃんと、彼女の父、兄弟と触れ合いながら、わたしの心は次第に癒やされていく。恋に悩み迷う少女時代の終わりを瑞々しい感性で描く。



<感想> ★★★★☆

本書は04年に出た島本理生さんの三作目です。

四作目は、多くの読者を獲得した『ナラタージュ』になるわけですが、設定

や主人公のキャラクターが似かよっているせいか『ナラタージュ』の原点に

位置づけられる作品だと思います。


失恋した主人公が、廻りの人と接することで、少しづつ再生してゆく物語・・

などと書くと、ありきたりな恋愛モノを想像しがちですが、40代のオッサン

をナットクさせる老練な文章と、的確な描写力にはいつもながら、度肝を抜

かれます。 


どん底にいる主人公が、かつてのクラスメイトであるキクちゃんとその家族

に巡り合う設定を、小説のウソと決めつけてしまうのは簡単なことですが、

失恋に関わらずどん底まで墜ちると、そこには予め用意されていたかのように

手を差し伸べてくれる誰かがいると言うのもある意味で真理だろうと思います。


気がついていませんでしたが、文庫が五月に出ていたようです。

島本ファンで未読の方、あ~自分は今どん底にいるかもぉ~~

という方に強くオススメいたします。






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最終更新日  2007.08.25 00:38:58
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