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カテゴリ:国際問題
私は1975年から80年まで、韓国に住んで働いていた。その後、帰国してからも長い間、韓国に行き来して、入り浸っていた。だけどテコンドウなるモノを聞いた事も無かった。もしかしたら聞いたのかも知れないが、記憶の外であった。
なのに不思議な事に、テコンドウが伝統的韓国のスポーツとして、国際的なオリンピックの種目に躍り出た。不思議で不思議で、一体どういうスポーツなのだろうかと、訝(いぶか)っていた。大抵の日本人も、昔から韓国に有った古い武道と思っているのでしょうが、所がどっこい、そうでは無いのである。 昨年、或る友人が本を送ってきた。韓国では売国奴と言われる金完變(キム ワンソブ)の本であった。彼は韓国内の親日家を擁護する本を出版したら、政府から発禁となってしまった。発禁と言うのは、どの国でも猥褻(ワイセツ)性からであり、政治的な発言を禁止するとは、韓国もまだまだ民主国家とは言えない。 だが韓国で発禁となっても、日本には発言の自由があるから、その本が日本語に翻訳され日本でドンドン売れる。その本を送って呉れたのだ。その中にテコンドウの話しがあった。 結論を言うと、これは空手だそうである。空手は中国が発祥だが、薩摩藩が琉球での武器使用を禁止した事から沖縄で流行した。だから始めは唐手と言っていたようだ。明治になって、それが日本の本土に移り、空手と漢字が変わったそうである。 日本に居た大勢の在日韓国人も空手を習うようになり、戦後、在日韓国人の空手の上級者が韓国に帰国し、それを自国で流行らせた。 所が、当時は韓国が建国されて、時間も浅く、日本のモノは何でも駄目となっていた時代であったから、名前を空手とするのは躊躇したようであり、困ったそうである。空手と言う名では沢山の弟子を集める事が難しい時代だったのです。だけど最初は大韓空手(コンスと韓国語読み)道協会として産声を上げた。 それが、紆余曲折してテコンドーと名を変えたのであるが、元々からある韓国の伝統武術でテッキョンと言うのがあり、今でもある。 ある時、韓国の初代大統領であった李承晩が軍隊での空手練習を見たが、彼は反日の闘士であり、まさか日本の空手とも言えなかったそうだが、本人が、「これがテッキョンか」と満足したそうで、それをヒントに、後に「道」を付け、テコンドウとなったのである。 他の名前を借りるような事で、内部軋轢から、カナダに亡命した一部の指導者達がカナダで唐手を普及させており、(カナダでのカラテをどんなネーミングにしたかは書いてないので不明だが)今では、日本と韓国とカナダに3つの名前の違うカラテがあるそうだ。 以下は私の意見であるが、3つの中の1つであるテコンドウがオリンピックの種目と言うのは変で、できれば、3つが集まり、名前など全く新しくても良いから、3派から選手が出られるようにするのが良いのでは無かろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.25 16:29:02
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