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カテゴリ:国内政治経済
昨年、女性を産む機械と言って、あわや時の大臣が席から引き摺り下ろされそうになったが、それより酷い輩が高知に居た。 島崎利幸(73歳)と言う自民党の高知市議が昨年の今頃「どうせ、地方の市議が吼えても問題にならないが、社民党の福島さんは機械の錆びきった、子供の産めない叔母さん連中を引き連れて、大臣辞めろと言っている」と発言。 その発言を、一大事とばかりに、高知新聞の記者が「女王様、女王様!一大事です」と福島さんに注進したのであった。 そしてとうとう、島崎議員は、余りの反響の大きさに「私の発言で傷ついた女性もいる。女性軽視と言う批判は受けなければいけない」と文章で福島に謝罪をした。馬鹿な市議が居たものである。何の得にもならない発言をしたものだ。 所が、またもや同じその彼が、高知市議会で問題発言をした。それはイージス艦の衝突事故についてである。 「ほかの漁船は避けている。にもかかわらず、あの親子はそのまま直進を入れたまま居眠りでもしていたんだろう。イージス艦がいいとはいわないが、漁船の方にも命懸けの落ち度があった」と言って、これも反響の大きさに驚き、議事録からの削除を申し込んだ。 だけど今回の発言は、これは日本人の殆どがそう感じているのであるが、被害者家族の気持ちを考えて、誰も言えないのである。 広い海で衝突をするのは、お互いに幾らかの過失がある筈だが、日本では、小さいモノが大きいモノより善と言う感情が先に走る。まあ今回の事件では右に相手を見る船が除けるという海上法則があり、イージス艦により重い責任はあった。 だけど、私もプレジャーボートを持っているが、そんなルールは実はどっちでも良いのである。危ないと思ったら除けるのが普通である。そして小さい船ほど敏捷に動けるから、除けようと思えば簡単に除けられるのだ。その点をマスコミは一切言わないのも問題だと思う。 しかも根底には自衛隊は憲法違反で認めないという革新系の人の感情が流れており、そこからの感情から出るから、「そこ退けそこ退け、イージス艦が通る」とルール以前の悪態を付くのが多いような気がする。 そして話は変わるが、大企業は悪で、中小企業が善と言う感情も常にある。実際には大企業の方が、平均的には法令遵守度は絶対的に高いのだ。大企業が強いからそんな感情を抱き、マスコミはそれを強調するだけである。 つまり、イージス艦は大きいし、強い軍隊で、漁船は小さく弱く、今回も被害者であるからそうなったのである。 だけど、このような風潮は、魔女狩りと同じではなかろうか。強い弱いとか大きい小さいとかは別の問題であり、起こった事件の真相は、善は善とし、悪は悪とすきするべきだと思う。日本のマスコミは魔女狩りが横行している。 今回の事故では親子は、イージス艦が来るのを知らなかったと思うが、それを一切言えないのは魔女狩り的社会であり、如何なものだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.28 12:12:43
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