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カテゴリ:音楽
2月6日、高知県岡豊(おこう)高校の演奏会に行った。公立高校では珍しい音楽コースがあるそうだ。 だけど1年から3年生まで合わせて20名位の少人数のコースである。1学年で10名も居ないのだ。 私は7年前から琴を練習しているし、最近はピアノも始めたので、若い高校生がどのようなスピードで上達するのか興味があったのである。 「鉄は熱い内に打て」と言われるように、若いと、努力すればドンドン伸びる時期である。人生の中で教育の一番良い年齢である。我々の年齢になると新しい学習には多大の時間と努力が必要だが、彼等はいとも簡単に習得出来る。 殆ど管楽器での独奏(ピアノ伴奏付き)だったが、最初にピアノのラの音に自分の楽器の音を合すのだが、西洋楽器は完全に音合わせができるように作られているようだ。まあそれが出来なければ100名ものオーケストラで色々な楽器で演奏するのだから、当然といえば当然である。 またティンパニーの独奏もあったが、足でペタルを踏むと音程が変わった。西洋楽器はこんな芸ができるようである。 それらを見ていて、一方で疑問に感じたのは、尺八や横笛の和楽器である。竹で作っているので、音程は固定されており、真夏の30度以上の湿気の多い時と、真冬の寒い乾燥した時では、かなり音が違う筈で、その固定された楽器の音に琴や三味線の弦楽器が合わすのだろうか? その笛などの気候による音の変化を抑える為に、竹全体を漆で塗り固めているのだろうか? 最後に全員での合唱があった。私は2年前に人権問題で或る合唱団を余儀なく退団さされたが、それから1年と6か月目に合唱を聞いた。しかも10年程前に歌ったことのある富山に伝わる民謡より「こきりこ」であった。 懐かしく聞かせてもらった。やはりもう一度、何処かの合唱団に入りたい衝動に駆られたものであった。 だけど田舎は狭く、何処かの合唱団に入ると、演奏会の時に退団した団の指揮者や団長に会う可能性もあり、会えば知らん顔で横を向く事も出来ず、挨拶するなら謝らないと変だし、自分があの時に書いた文章は障害者を誹謗する文だとは今でも思っていないし、困っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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