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カテゴリ:経済
3月末、或る知人から葉書を頂いた。内容は辛いニュースであった。それは彼が昔経営をしていた会社が倒産したという連絡だった。 彼はもう10年以上前に社長を引き、会社を後輩に任せて、悠々自適の生活なのだが、やはり非常に辛いという内容であった。 この3月23日が債権者会議だったそうで、どうなったかの連絡は貰っていないが、栄枯盛衰は世の常とは言え、痛恨の極みであり、寂寞の念が募ります、と書いてありました。 彼は既に会社から身を退いており、その渦中の中心で無かったのは、幸いだったのでしょうが、大勢の社員が路頭に迷うし、連鎖倒産の発生もあるだろうし、また取引先、関係者に多大の迷惑を掛けることで、心中大変辛いものだと思います。 どの会社の経営者も、この倒産の恐怖で、真剣に働いている。時限爆弾を抱えたような時期も度々あるだろう。だから、神経が磨かれ、研ぎ澄まされて、見えないモノもある程度見えるようになり、厳しい決断もして行く。 一人一人は顔では判別できないが、経営者数十名と普通の一般人数十名のグループにすると、どっちが経営者グループか、直ぐに判別できる。それだけ厳しい世界に居るのである。 特に大企業の経営者達、殆どが新聞でしか顔を見ないが、素晴らしい顔の人ばかりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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