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カテゴリ:経済
3月30日、東電株はとうとう額面の500円を切ったが、1日で1億6015万株(783億円)の大商いとなった。 つまりこれだけ売る人と買う人が居たと言う事だ。原発事故の始末が全く見えず、事故による巨額の補償問題が必至の中で、売る人の気持ちは分かるが、誰がこんなに買ったのだろうか。 倒産する可能性もあるのだ。JALのように株主責任を問われ、株は紙切れとなり、新しい東電を設立し、それが事業を継続するとか、又は国有化になる可能性もなきにしもあらず。 今回の買い主はアラブの大様か、中国か、海外国内の大手ファンドか?勿論、額面の500円を切ったから、個人投資家が「天下の東電だ。これ以下に下がる筈が無い」と大勢が買ったのかも知れない。 株に興味無い人も多いから、過去を説明すると、3年前には3000円位だったが、段々と下がり2400円位だった昨年秋に、大増資をした。増資をすると株が市場で希釈され増資額に応じて単価が下がる。 なのに、増資発表の数日前から大きく下がったから、インサイダー取引があった筈であり、株の世界では、色々と言われ、証券取引委員会が規制に乗り出したイワク付きの株だったのだ。 だから増資で1853円まで下がった。そして徐々に持ち直し、大震災前は2200円前後だった株である。 それが30日に、500円を切ったのだ。株は怖い。年末の1900円位の時、安定資産株として私も買おうかと迷っていたのだ。1900円で買えば約3%の配当収入が見込めたのだが、もう配当など想像もできない株となってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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