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カテゴリ:音楽
12月16日、またもや喫茶店でコンサートがあった。今回はバイオリンとピアノだ。最前列に座ったから、バイオリンとは1.5メーター位しか離れていない。こんな近くでバイオリンを聞くのは生まれて初めてであった。
それにしても上手なバイオリンの音色は最高に良い。こんな難しい楽器で、良くまあこのように心に響くような素晴らしい音が出せるものだ。
バイオリンは素人が奏でると、耳を塞ぎたくなるような、異様な悪い音と言うか、雑音しか出無いから、奏者が弾いた瞬間に、上手か下手かが分かる楽器だ。
所でそのコンサートの中頃、ピアノだけの演奏が1曲だけあったのだが、それがベートーベンの「月光」の第一楽章の前半らしい。
今までに何度も聞いてはいたが、このスピードだと、3~4年、時間を掛けて練習すれば、私でも弾けるかも知れないと思えたのだ。始めから終わりまで、3連音符の曲だったが、ユックリとした曲なのだ。
今まで、どんなピアノ曲を聞いても、自分で弾こうと思った事もないから、気にならなかったが、ピアノの練習を始めると、今練習している「トロイメライ」が弾けるようになった後、何を弾こうかと探している時なので、もしかすると、この「月光」は可能性があるのではと、思えるスピードであった。
要は、歳を取ると、早いテンポで指を動かす曲はもう無理だと悟った。ユックリとしたテンポで無いと指が付いて行けない。
ユックリとしたテンポで、しかも名曲でないと、数年もの練習に私の心が耐えられないのだ。つまり何度弾いても飽きない名曲でないと、練習が続かない。
終わってから楽譜を見せてもらったら、♯が4つもあるのだ。つまり7音の内、4つも黒鍵を抑えるのだ。これは素人には無理かも知れない。
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