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カテゴリ:蜜蜂
8月3日、高知市内の前田様の住宅の裏山に設置した蜜蜂が逃げたと突然電話があった。箱から出た蜂がその上の桜の枝にぶら下がって、大きな塊になっているそうだ。 急いで色々な準備をして、車で走った。前田様の家に着き、急いでその現場を見たが、止まっている桜の枝が高いのだ。約4メーターもある。 脚立を立てても1.8だ。私の背も1.7で、玉網の柄の長さが1,5はあるので、ギリギリそのぶら下がっている場所に網が届くようであった。 其処で脚立を2つ立て、一つに私が登って立って、もう1つの方には空箱を逆さに置いた。そして桜の枝にぶら下がっている蜂の塊を下から玉網を伸ばして、掬って、それを横の空箱に入れて行く。蜂の塊が大きくて一度には掬えず、3回掬って、8割方の蜂を、箱に入れた。そして急いで、その箱の上に底板を置いた。 蜂は羽があるから、グズグズしていると、飛んで逃げて行く。蓋を置いたらもう逃げられないから、脚立の上の箱をゆっくりと地上に下し、上下が逆さまだから、180度ひっくり返し、草むらに置いた。それから箱を少し持ち上げ、底板との間に、5ミリ位の小石を置いて、蜂が自由に出入りできるようにした。 もし、この箱が気に入れば、そのまま住むだろうし、気に入らないようなら、何処かへ飛んでゆくだろう。 そして、逃げた元の箱を持ち上げ、逃げた理由が分かった。 沢山の巣が落ちて、底板に溜まっていたのだ。これでは、どうしようもないから、箱を捨て、逃げようとしたのだろう。どうも私が作った箱が大き過ぎるのかも知れない。このように良く巣が落ちる。巣の力より巣が重く成り過ぎるのだ。 31cm(内径)角の箱だが、やはり27cm位の箱の方が、巣の力と、巣の重さの対比で、落ちる場合が減るようだ。25cm角では、我々の作業が遣りにくいのだ。この冬は、箱を少々小さくしようかと、思って居る。 そして、元の箱には8割方の巣が残っていたので、箱を持ち帰り、巣にある蜜を絞った。
こんなに大きな塊に成っていた。
蜂が逃げた元の箱をひっくりかえしたら、このようになっていた。つまり大きい巣が3枚重さで落ちていたのです。この箱を持ち帰って蜜を絞りました。
約1.6リッターの蜜が採れました。前田様にとっては初めての蜜なので、全てを前田様に持って行ったら、お金を呉れた。
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