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カテゴリ:国内政治経済
原発は非常に難しい問題で、将来の事は誰も分からないのに、原子力発電をどうするのか、決めなければならない。 そして私が感じる大きな疑問点は、廃止意見は大きな声で平然と言えるが、一部の評論家等は別として、我々一般人は、短期だろうとも、原発の存続意見は表立って言えない社会環境が出来上がってしまった。私にはこの不平等がどうも変なのだ。 廃止意見は、優しい人の意見で、少しでもの存続意見は、お金の事しか考えない、「守銭奴」と思われる社会になっており、存続意見を大ピラに言えない社会を形成してしまった。 しかも変なのは、ドイツは理想だと言う雰囲気に成っている。だがドイツは今でも原発が稼働しているし、将来に向けて廃止するとは言ったが、隣のフランスから原発の電気を買っている。 また、これからどう意見が変わって行くか全く不明である。だのに日本では、ドイツが理想国家になってしまった。 その点、日本は一切の原発での発電を止めてしまっているのに、日本は悪いと言う自虐的雰囲気である。どうも意味が逆転している。 中国や韓国の反日が正しいのだ。日本は間違って居ると言う、今の日本の大手マスコミと同じ構造に陥っている事である。 そんな中で、東京都知事選に突入した。国全体の問題を首都東京とは言え、1地方で決める不合理はどうも変である。 だから逆に、都知事選の結果が出る前に、私の意見を言いたい、原子力発電を或る程度は存続させるべきだと思って居る。つまり次の確固たる電力が育つまでの繋ぎである。そのような意見が、一般社会人から表に余り出せない雰囲気が大きな問題だと感じている。 最近の国際収支の赤字も確かに大きく、日本の富は国際収支の黒字だったのだ。資源の無い国には、資源を輸入するしか豊かな生活は維持出来ない。 つまり、国際収支が赤字で、油やガスを買い続けることは絶対に不可能なのだか、それを反対派は知っていても言わないようである。 結局高い電気代にしないと電気の供給は無理となる。そして高い電気代が定着すると、日本を代表する重工業が益々海外に逃避するように成る。 アベノミクスで、円が弱く成り、輸出に有利な状況になったのに、思った程、輸出が伸びず、原発事故以来、国際収支は毎年大幅な赤字に転落した。円安でも輸出が伸びないのだ。それは大半の輸出軽企業が賃金の安い国に逃避してしまったからなのだ。 私が働いていたスワニーもそうである。1ドル360円が崩れた瞬間から、生産を韓国に移し、その後中国に、最近はカンボジアに移動して、生き延びている。 日本に留まって居たら100%倒産していた。多くの輸出企業が同じように海外に逃げたから、円が安く成っても輸出が回復しない理由である。 だから電気代が上がると、今度は設備投資型の大型企業が海外に逃げる番となる。優秀な労働者はそれ等の海外日系企業で働けるが、日本人の一般的労働者の働き場所が益々少なくなると言う事である。それでも原発は必要無いと言えるのだろうか。 つまり原発は不安だから反対は良いのだが、貧しい国家に成って行くのを容認するなら、正しい意見だと思う。それを表に出して反対して欲しい。恐らく昭和40年代の生活に戻るのではなかろうか。 だが、これも悲しいかな、未来が見えない人間が考え付くだけの事で、或る雑誌を読んでいたら、20年後、或は40年後の職場は、今この世に無い職場が、50%位にも成っている可能性を言っていた。 そう言えば、20年前の職場、40年前の職場と、振り返って考えると、激変している。インターネットとかの職場は無かったのだ。今はどうだろう。 楽天市場等で、一般商品まで販売している。そして超小型の無人ヘリコプターで、買った物を庭先まで運ぶようになるそうだ。今、既にその小型ヘリを試作研究している。 だから、今ある職場が少なくなるなんて、考える必要が無いのかも知れない。そうなると電気代が上がり、重厚長大型の産業が日本から無くなっても、別の職場が出現しているかも知れない。まあ、杞憂なら良いのだが。 そして私が一番言いたいのは、科学技術の発達を全く考えていない事が大きいと思っている。例えば1903年ンに、ライト兄弟が飛行機を考え、作りだした。 それから大勢の犠牲者が出たが、何時の間にか、世界の交通手段のトップに躍り出た。そして今でも時々大事故を起こしている。原発はそれと同じだと、思っている。 放射能が消えるのは1万年とか10万年とか言うが、これも人間の力で、何時か解決できると思っている。だけど研究を辞めたら、それで終わりだ。 問題点はあるだろうが、研究を継続することで、将来の解決を望むと言うのが私の意見だが、反対派は即、無責任だと言うだろう。 が、今私が言った、飛行機の発展を見て欲しい。羽毛しか飛ばない軽い空中を、重い金属の塊が安全に飛ぶようになったのだ。 人の頭の中は無限なのに、今の科学技術だけで、無理だと見限るのが正しいか、どうかである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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