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カテゴリ:国内政治経済
国会では、稲田朋美の「憲法学者の7割が、自衛隊は違憲だ」と言う質疑から、到頭本丸の9条改正の論議に入り始めた。
だけど憲法学者で無い私もそう思う。皆様も下記の9条を良く読んで吟味して欲しい。誰がどう解釈しても、自衛隊は違法だと書いていると思うが、特に2項は、その通りだ。 憲法9条です。 1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 これを改めて読んで、皆様はどう思いますか。 だから戦後、警察予備隊(自衛隊の前身)が設立された時から、ずっと、今も、解釈改憲で来たのだ。だから、憲法通りに自衛隊を無くするか、解釈改憲で、お茶を濁すか、改憲かの3つしか選択肢は無い。 第一自衛隊などと、変な名称にして、事実上の戦力を持つのは、解釈改憲そのものであり、どうも詐欺的だと思いませんか。 つまり、解釈改憲で行くなら、憲法など必要ないと思う。法治国家とは、法律を作って、その法律を国民に守らせる国家なのに、国家自身が憲法を守らないと言う矛盾が出て居る。だから、真の意味で憲法を守りたいなら、私は自衛隊を無くするか、改憲かの2つしか無いと思う。 まあ、人は顔が違う様に色々な意見がある。だけど我々はバクの様に夢を食って生きて行けないと言う現実に直面し、その現実面の様々な法律が必要となるし、逆に遠い将来の理想世界に向かう事を憲法に謳うのも必要だ。 国民の殆どが、現実を正面から見据えて生活しているが、大手マスコミの大半が理想に向かっている様に思う。だけど理想に向かって、日本が消えてしまったら、どうなるのか。此処に、私と大手マスコミのギャップがある。 例えば、フィリピンのスービック基地だが、此処はアメリカの基地だった。1991年にアメリカ軍を追い出したフィリピンを日本のマスコミは激賞した。 だけど、力を付けた中国にパラワン島の直ぐ沖にある島を取られ、また米軍に来て貰うと言う無様な政策に成った。この現実を大手マスコミはどう解釈しているのだろうか。 無人島の尖閣諸島など、どっちでも良いが、中国の本命は沖縄列島なのだ。150年前の様に、両国の共有領土にするのか。 今の中国は、19世紀から20世紀の帝国主義で、厳しく苛められた歴史の仕返しをしている様な感じで遣っているのではなかろうか。そんな時に、色々な意見は有るだろうが、日本が無防備で、良いと言うのも、理解に苦しむ。 それと大問題は、憲法の前文である。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」これどういう意味だ? 日本は、安全と生存を他国に委ねる国らしい。これ、どう読んでも変だし、平和を愛する他国が日本の近隣に居るのか?独立国家にこんな馬鹿な文章は無い。 これは、70年前に、アメリカに押し付けられた不平等条約なのだ。どうして、自国の憲法を自国民で制定出来ないのか?夢を食って生きて行けるなら、良いが、護憲派の人は何を考えて居るのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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