土佐一人新聞

今回９日間、アフリカの北西端にあるモロッコに行った。その期間は当然ながらピアノ練習が出来ない。だからかなり腕が落ちる覚悟だったが、帰国して、弾いて見て、それ程は落ちて居ないのが分かった。

　我々の年になると、こんな習い事は、幾ら練習しても殆ど伸びないのに、皮肉な事に、練習を止めると極端に腕が落ちるのです。そんな経験を毎日の様に経験している。

　昨年は、長女が居るアメリカに２週間以上行った。そして帰国したら、「トルコ行進曲」が弾けなく成って、トルコ行進曲を諦めたのだが、今回は１週間少々だったから、どの曲も落ちては居たが、弾けなくなり、諦める曲は無かった。

だけど、どの曲も大きく落ちていた。年を取るとこの様な練習が必要な習い事の維持は難しいものなのです。

今遣っている「クシコスポスト」も子供なら３～４か月で弾ける様になるのに、私は１年と２か月で、やっと４分２０秒で弾ける様になった。

だけど、もし毎日の練習を止めると、急速に弾けなくなるのです。恐らく３週間練習をしないと、全く弾けなくなるだろう。

老化とは怖いもので、皆さまも、年を取っての習い事は、遣って見ると良く理解できると思います。

私は指を使う事が健康に良いと思って遣っているだけですが、弾ける様になった曲の腕を保持するのが、余りにも難しいので、悩んでおります。

一応弾ける様になった曲は、毎日毎日弾いて維持しているのですが、それでも腕が落ちて、忘れて行くから、日に一回では無く、同じ曲を２回弾こうかとも思っております。モロッコから帰った次の日は、弾ける曲は全て２回～３回弾きました。

その維持練習だけで１時間以上ピアノに向かうので、まあ指と頭と耳を使うから、健康には良いのでしょうね。


 右側の「帰れソレントへ」「ゴッドファーザー愛のテーマ」「雪が降る」と「アメージンググレイス」は弾き語りの練習をしており、大きな声で、ピアノを弾きながら歌っています。　大声を出すのは健康に良いと感じます。