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カテゴリ:国内政治経済
とうとう、日本では人口が減る時代に入ってしまった。それは仕方ない面も多々あるし、元来国土が狭いのだから、人口は減っても良いと思う。
また地球規模で考えると、良い事であり、このまま人口が増えると、大変な危機に陥るだろう。重要な事は、日本の人口が少なくても、理想的な国家に成れば良いのだ。 戦後、人々は近くの大都市に集まったが、最近は東京一極集中に成ってしまった。しかも人口集中は、始めの頃は経済の発達に役立ったし、田舎の余った若者の就職先にもなった。 だけど今は、その反動が出て、過疎の田舎では、人が減って、どうにも成らない状態に追い込まれている。 だから、少なくなる人口を旨く全国に分散させて、国土の均衡ある発展と保全をしなければ成らないのに、東京だけに一極集中している。 その関東に大地震が発生すれば、人口の大部分が集まっているのだから、大変な被害を受ける。そして被災者を助けるべき他の地方の人口が少ないのだ。 驚いたデーターを見つけた。それは世田谷区の人口が今年91万人に成る。片や我が高知県は69万に成る。島根や鳥取も似たり寄ったりだ。県と言っても、区より人口が少ないのだ。 昨年だったか、東京圏の大学定員増を認めないと言った事があるが、何もしないよりは良いが、そんなミミッチイ政策で、人口集中が改善される筈が無い。馬鹿で無かろうかと感じたものだった。為政者と国民に危機意識が無いのだ。 今の日本は、大きな決定が殆ど出来ない歪な民主主義に育ってしまった。まあ指導者の力量不足なのか、国民が馬鹿なのか、その両方だろう。 馬鹿と言うのは間違いかも知れないが、要は危機意識が無いのだ。その場限りの事しか遣れない。 天災の多い日本なのだ。人口の集中是正は、他の事を差し置いても、何が何でも取り組まねば成らないのに、それを言う政治家は全く出ない。 そんな出来もしない事を言っても、それでは票に成らないと思っているのだろうか。馬鹿な国会議員ばかりでは無いし、危機意識の無い議員は少ないと思うのだが、大きな声で発言する人は出ない。 だけど、遣らねば大変な事になるのは、誰もが理解している。どうして議論に成らないのだろうか? やる以上、遷都だと思う。これが人口是正には一番だ。だけどそんな大きな事を決められないと、誰も尻込みしているのだろう。皇居と国会を移すと、東京の集中は一気に止まる。 選挙制度も逆押ししている。何故なら関東一円から選出される議員は、遷都案を言うと選挙で落選するからだ。 そんな大きな決定は無理だと思うのだろうが、税制改革ならなら何とか成る。つまり企業の税制改革だ。 東京圏をべらぼうに高くするべきだ。そして大阪、名古屋なら東京圏より20%位安くし、それ以外の大都市なら40%位安くするとか、田舎なら60%下げるとか、企業の本社が引っ越しする場所の人口で、軽減税を適用する事だ。国家全体の総合計で同じ税額にすれば税収の問題では無い。 何社が何処に本社を移転するかで、企業の動きを見ながら、軽減税率を時々変更すれば良いのだ。誰もがアッと思う事を遣らないと、絶対に人口移動の流れを逆にする事は不可能だ。 早く遣らねば、必ず関東大震災が遣って来る。歴史が示している。だけど人口対策の本命は遷都だと感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.02.10 07:32:48
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