土佐一人新聞

　サニブラウンが１００メーターで９秒９７を出し、新聞１面で、大きく報道された。その前に９秒９９を出し、東京オリンピックの寸前だし、彼の事は良くテレビでも報道される様になった。

　間違い無く日本人なのだが、日本民族の血は半分だそうだ。だけど日本で育ったようで、日本語も上手だが、名前が外人名だし、風貌が違うから、何となく違和感がある。

  テニスで世界一になった大阪なおみだが、昨年の全米オープンに続いて、今年の全豪オープンでも優勝を果たし、現在世界ランキングで首位に立つ。

　彼女も血は半分だけ日本人である。そして名前も日本名だが、アメリカで育ったから、日本語が喋れない。

　両名共国籍は確かに日本だろうが、何か違和感があるが、これだけスポーツで能力を発揮すると、誰もが日本人と認めると言うか、認めようとする。

　もし逆の場合だと、果たしてスンナリと日本人だとマスコミも認めないのではなかろうかと思うのです。

　即ち、世界的な凶悪犯で、悪の限りを尽くすハーフで、血の半分が日本人だったとしても、スンナリと日本人だと言うだろうか。相手国の国民だと、気持ちの中で責任を相手国に擦り付けるのではなかろうか。

　両名の場合は、余りにも運動能力が素晴らしく、良い事だから、何の問題も起こらないし、積極的に日本人の範疇に入れる。

　だけど、これからは、人手不足で、大量に外人を受け入れるから、ドンドンと移民が入って来る。

　そうなると、一世の場合は、日本国籍を取得しても、ホントの日本人では無いと心から思うが、２世３世になると、顔は外人でも、日本で育ったから、恐らく親や祖父の国の言葉も、もう喋れないだろう。こうなると、顔は違っていても、その人の気持ちは完全な日本人なのだ。

　大陸諸国では、国境を接して国が成り立って居るから、歩いて入国出来るので、民族的に入り乱れる。

　だから混血の人もスンナリと自国民と認める風土があるのかも知れないし、心の中では、反発しているのかも知れないが、日本は島国で、混血は非常に少ない。先ず顔や、皮膚の色で判別しようとする。そして名前や、言葉でも、日本人？と思う。

　国家が無くなり、国籍も無くなり、住民も大半が混血の時代となると、また別の尺度が発達するのだろうが、今の所、国籍問題は非常に難しい。

　皆様はどう感じるのだろうか。２人の素晴らしい人をスンナリと日本人に心から入れるなら、移民で入った人もスンナリと認めなければ、得手勝手な２重基準でしか無い。

　ダブルスタンダードは悪と決めつけられているが、、、、。