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カテゴリ:事件・事故・宗教・政治
トルコでは最近
ナンジャラホイ?と 思うような事件が多い。 3月27日に 大学の共通一次試験が あったのだが。 ここで不正があった!と 連日の新聞は大賑わいだ。 不正をしたのは 誰でしょう? 「ヌルジュ、ジェマートジュ、フェットゥラックジュ」 などといわれる 日本でいったら… 何に近いかな… そう。創○学会のような 政治関与している 宗教団体だ。 現在、アメリカに フェットゥラック・グレンという おじさんが住んでいる。 もとは、当然トルコに 住んでいたのだが。 いろいろな事情で住めなくなって 自主的にアメリカに逃げて行って 現在、そこから 一括指令を出している フェットゥラック派の創始者。 この人の率いる この団体が ここ数年、やたらと 活発なのだ。 どんな事をやっているか? 当然、一般の会員からは お布施やバザールと称しての 資金徴収活動もしているけど。 豊富な財源を元に 独自に学校や予備校を開設して そこで自分達の 宗教論理を絡めた授業をして 自分達の言いなりになる ロボット人材を育成し 団体内の若者達は かけ合わせで結婚斡旋をし 更には もともと宗教色の濃い 現政権党AKPと手をつないで 選挙では総力を挙げて 票を入れるかわりに 何か悪いことやっても 全部お咎めなしのスルー。 こんな感じで 政治・経済を始めとして トルコ全土を揺るがしかねない勢いで タコみたいに 腕を広げていっているのである。 で。今回 この入試で カンニング疑惑が浮上した。 何でも。 彼らの運営している 予備校間で 独自開発された暗号が テスト問題の中に 組み込まれていて 彼らの予備校に通っている子供達は この暗号を教え込まれ 共通一次で 超高得点で通過する生徒が 激増した、というのだ。 実は、この手の疑惑は 初めてじゃあない。 1年くらい前の 教員採用試験でも この団体関係者が 団体でカンニング行為を行った とかで。 この試験は取り消しにされて 新たに教員試験は やり直しとなった。 この団体の特徴は 子供を教育する立場の人間に 自分達の人材を 送りこもうとすること。 次世代を担う子供達の 頭を洗脳していけば 何十年か後に オノズとトルコは 彼らの手の中に入る。 入試でも 合格者数が増えれば 彼らの予備校に入る 子供の数も増えて そこで子供の頭を 洗脳する機会も増える、というわけで。 もちろん、教育だけじゃ 片手落ちだから。 AKP党の尻も叩いて 宗教の政治支配に真っ向から対立する 軍部の高官らを 片っ端から逮捕して 投獄させる、という作戦も 同時進行させてるし。 過去に政府転覆のプランがあった、 とか何とかで 次々と軍部の高官を始め 各界の有力者を 投獄して歩いているのも この作戦の一端らしい。 今回も新聞で あれだけ叩かれたにも 関わらず 結局は、政府の大臣達は 口を揃えて 「そんな事実はなかった」 を繰り返し 何となく、ウヤムヤに 終わりそうな感じだ。 国民は、またこいつらか、と わかっていても 手も足も出ないのが 実情だ。 このフェットゥラック派の人達。 草の根レベルでも 「ソフベット」といわれる 集会を頻繁に開いて お仲間を増やす事に 日々、忙しいのだが。 先日、うちの義母が 誘われて、このソフベットに行った。 大体、国民の99パーセントが イスラム教、というトルコ。 日本人と違って 宗教に関する警戒感というのは あまりないのだ。 アッラーの神様の名前をだすと 大体、何でもオッケーになってしまう。 というか。 あまりにも宗教に対する考え方が 純粋で。 神様の名を使って 悪い事をする、というのは 信じられないらしい。 で、その集会で。 今度、この地区の大集会が あるんだけど どうぞ出席してくだい、って お知らせがあったそうで。 何でも、降霊会?のような 事をするそうで。 皆でお祈りをすると 真夏でも会場は ひんやりとした空気が漂い どこからか、バラのよい香りが 流れてきて その後、次々に 今までアッラーの神様が この世に遣わした 宗教指導者たちの 霊が現れて (もちろん、イスラム教開祖の マホメットさんが筆頭) 会場の人間に いろいろと説教してくれるそうだ。 霊達の声は 人間の声とは違うので 子供は怖がるから 連れてこないように、とか。 まあ、とにかく。 あの手この手で 純粋な信仰心を いかにクイモノにしてるか、 っていのが もう、馬鹿馬鹿しいくらい アカラサマで。 こういう事件が 発覚するたびに 真剣にトルコの将来が 不安になってくるのだけど…。 大臣達がいくら口を揃えて 「そんな事実はございません」と 言っても やっぱ、 火のないところに 煙はたたんでしょう、と 誰でも思うよね。 というか。 これだけアカラサマに やっているにも かかわらず 自分達の利益のために 平気でそれに目をツブル AKPという政党は 本当に信用ならない、と 思うわけで。 自分は外人だから 選挙権はないけど。 自分の子供達が 住むことになるであろう トルコ。 もっとちゃんと してくれなきゃ 困るよ!と 真面目に思って しまうひつじ飼いです。 本日もお付き合いいただいて ありがとうございます。 最近、頭に血が昇ってて このフレーズ使うの 忘れてたひつじ飼い。 どうか、カンベンしてちょん! にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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