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カテゴリ:娘に
子どもを育てていると 自分自身も子どもに戻るときがある。 忘れていたはずの 自分の子ども時代のこと。 ランドセルを重そうに背負って帰ってくる娘。 その姿を見れば ランドセルを背負ったときの肩の痛みがよみがえる。 水泳の飛び込みがいやだという娘を見れば そういえば私も飛び込むの怖かったっけと思い出す。 昨日、娘は 家庭科の調理実習で野菜サラダを作ったのだそう。 私も5年生の時、作ったな・・。 あの時のドレッシング、美味しかったな・・・と思いだしていたら 突然彼女が 「あのね、ドレッシングがすごく美味しかったよ!」と言ってきた。 親子揃ってドレッシングに感動したのだね(笑)。 確かに2人の感動の間には 30年という長いタイムラグがあるけれど もしも、私が今、10歳の少女に戻ったとするならば 娘と私はお互いに手を取り合いながら 「ドレッシング、最高だね!」と言い合っていたかもしれない。 子どもを育てるということは 自分自身がもう一度子ども時代を経験し直すことなのだと思う。 蜘蛛の巣に雨がかかっているのを見て娘が感動する。 空の青さに驚く。 水たまりの中に靴ごと入っていく。 てるてる坊主を窓際に下げる。 スーパーのお菓子売り場の中で 今日のおやつは何にしようと思い迷う。 娘は日一日と心も体も大きく成長している。 ついこの前まで 「まんま、まんま」といいながら おさじを危うく使ってご飯を食べていたのに。 それでもおさじを上手く使えなくて ぽろぽろご飯がこぼれ落ちていたのに。 まるで若い1本の樹が 大きくなるかのように 今、彼女は ありとあらゆるものを吸収しながら すくすくと伸びてゆく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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