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ひよきちわーるど

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2007.01.19
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カテゴリ:娘に

桃の節句まであと少しですね。
そろそろお雛さまを飾らなければなりません。

ちょうど明日から実家の母が我が家に参りますので
母と私、そして娘の3代でお雛さまの飾り付けをしようかと楽しみにしているところです。



お雛さまの思い出といえば
今から6年前の春、母、私、娘の3人で西宮の播半に参りましてね
そこで静かな時間を過ごしたのでした。

ちょうど母の癌の手術から3年経った頃でして
お医者からは「あと2年間、何もなければ完治です」と言われていました。

そう、人生のうちの2年間といえば短い年月なのかもしれませんが
当時の私にとりまして その2年という月日の何と長く感じられたことでしょう。





・・・播半の方に無理を申しまして個室をとって頂き
姫君のお軸のかかった一室で ゆっくりとした時間を過ごしました。

飾られてあったお雛さまもたいそう美しく
当時5歳だった娘も そのお雛さまのそばで嬉しそうに笑っていました。





広い敷地内を散歩していますと
桜の梢にはいつしか淡い花びらが。

仲居さんが「あと1週間もしましたらそれは見事に咲きそろうのですよ。」と。




吹く風はまだ少し冷たかったけれど
庭内のあちらこちらに春の兆しが見えました。

ここに来るのがあと数日ずれていたならば
私たちは美しい桜の花々に出逢えたことでしょう。









お部屋の中に差し込んでいた柔らかな春のひかり。

お軸の姫君の優しい面差し。


「お嬢さまがご結納なさるときにはぜひこちらで。」とのお言葉。








播半がその歴史に幕を閉じた今となりましては
お雛さまにも 姫君にも再び逢うことは叶いません。

娘が 連れ添うべき方とともに
その門をくぐることもないのです。


・・・今となりましては 
急に予約をし、そしてまた個室をというこちらの無理な願いを聞き届けて下さった
皆さまのあたたかなご配慮に感謝するばかりです。







今夜から色鉛筆を取り出しまして
娘のために お雛さまの絵を描き始めました。

お雛さまの押し絵をいくつか作ったことはございますが
色鉛筆での絵は今回が初めてです。




どんな風に仕上がるものか分かりませんけれども

「健やかであれ 幸せであれ」との祈りを胸に
描いていきたいと思います。














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Last updated  2015.08.19 20:19:15
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