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ひよきちわーるど

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2007.02.03
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カテゴリ:娘に
今日、娘とともに雛祭りの由来など話していましたところ
「人形(ひとがた)」の話になりましたところで 
娘がね、急に「私もやってみたい」と言うのですね。
形代で自分の身体を撫で、それを川に流してみたいというのです。

それで早速紙で作りまして 自宅近くの川縁に参りました。
岸辺に着きまして 親子2人、形代で自分の身体を撫でまして
菜の花とともに川に流しました。

何しろ紙で作ったものですから ひらひらと風に舞い
なかなか水面に着水してくれないのです(笑)。
何度か試しまして ようやく川の流れに乗せることが出来ました。

実を申しますと このようなことをしましたのは初めてのことでして
娘も私も何となくわくわく致しました。

そう、小さな小さなことかもしれないのですが
日本古来の風習を、昔から何代にもわたって受け継がれてきたことを
我が子にも伝えていきたいものと思いました。



夕食のあと 娘が私のために一服点ててくれまして
何とも言えぬ気持ちで嬉しく頂きました。



・・・11年前の初節句には 娘は生まれて初めての熱を出し
私も我が子の発熱におろおろし、眠れぬ夜を過ごしたものでした。

9年前の節句の夜には 娘は飾ってありました橘の実を「まんま・・」と引きちぎろうとし
(勿論作り物ですから食べることなどできません)
これまたプラスチック製の菱餅を口にしようとして私に止められ
癇癪を起こしまして五人囃子の髪の毛をむしり取ろうとしておりました(笑)。



今年のお雛祭り 袱紗をさばき、お茶筅を手にお茶を点てる娘を見まして
感慨深いものがありました。

そう、過ぎてみれば あれほど大変だった子育ての日々は
本当にあっという間の出来事だったのです。






お雛さまのお道具類を前にふと思いました。

世には様々なお雛さまがあることと思いますが
我が子に伝えるべきお雛さまはたったひとつしかないわけで

私の代では植物染めの絹をお道具類に加えますけれども
遠い将来 娘はどのようなものを加えてくれるのだろうと思うのです。
そしてまだ見ぬ孫娘は・・・と夢はひろがります。

その遠い夢は柔らかな色を帯びて
私の胸にひろがります。





   やはらかに匂へる桃の花のごと

          すこやに笑まふ吾子に幸あれ





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Last updated  2018.01.27 12:46:10
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