この連休は家の周辺が混雑するので(観光地なので)
無理を言ってお休みにしてもらいました。
主人が会社の旅行で台湾に行っているので淋しくもあり、のんびりでもありです。
昨日から12時間近く寝てしまい、もったいないなぁと思いつつ、
身体が随分と楽になりました。
食事も手をかける余裕があるので、煮物とかケーキとか作って、
久々にちゃんとしたものを子供達に食べさせられました
仕事の方で、最近嬉しいことがありました。
今の職場でのメインの仕事が『記録』で、
20数名分の連絡ノートとかカルテ記入に何時間もかかってしまいます。
2日でボールペン1本のインクがなくなるくらい
最初はそれが嫌で嫌で・・・
こんなことをするために転職したんかなぁ?と何度も後悔しました。
最近になってある介護士さんから
「どう仕事慣れた?記録ばっかりで嫌ちゃう?
前の看護師さんもそれが嫌で辞めたんやで」
と言われるようになって私は内心『悪魔の囁き』と呼んでます(苦笑)
痛いところをついてくるよねぇって。
でもとにかく3か月は頑張ろう!と思っているので、
私なりに頑張ってノートを書いたりしつつ、
隙をみては利用者さんの近くに行って触れ合えるようにしています。
そしたら最近、ちょっと変化が見えてきました。
何人かの利用者さんから
「ノート書いてくれてるの、あなたやんねぇ?楽しみにしてるの。いつもありがとう。」
と言われたり
「あなたに話したいことがあって」
と言って下さる利用者さんが出来ました。
ノートを書くならちゃんと心をこめて書きたいと思っていて、
一人一人の方の様子をずっと見ながら書くようにしています。
でもそうすると、すごく時間もかかるし文字数も増えてしんどいのですが、
お返事をくれる方もいて、交換日記のようになってきました。
『書く』ということにも、ちゃんと意味があるのかなぁと嬉しくなりました。
そして、そんな様子を見ているセンター長さんが
「ノート書くの大変やろ?」
と聞いて下さって、
「看護師さんやし本当は利用者さんともっと関わりたいやんなぁ?
話をしてあげて欲しい利用者さんもいるし、
これからノートの分担を変えていこうかと思ってるんよ。」
と言って下さいました。
ちゃんと見ててくれたんだなぁと嬉しくなりました。
あとは、認知症が重かったり、攻撃性のある利用者さんとの関係が、
少しずつ良くなってきているのを感じられるようになったのも嬉しいです。
いつもつばを吐きかけたり、つねったり、暴言を言う、ほぼ寝たきりの男性利用者さんが
「おい!手!」
と言われることが多くて、ずっと呼ばれるたびに行って話したり、さすったりしていたら
「なんでやろ?」
とか
「どうしたらいいんやろ?」
と穏やかな目と口調で言われました。
痛いんですね、きっと。
でもどうしていいか分からなくて攻撃するしかないんですよね。
若い間に家族をないがしろにして、身寄りがなくて・・・という独居の方なので、
お淋しいんだと思います。
何だかどうしても気の毒になってしまって・・・
手をさすったり、背中をなでていると眠られるようになって、
少しずつ落ち着いて時間を過ごされるようになってきました。
もちろんそれは私だけじゃなくて、
介護士さんがつきっきりでお世話をしてることが大きいんだと思います。
やっぱりすぐに気持ちが通じるなんてことは無理なんですね。
特に認知症の方は難しいので慣れてもらうまで時間がかかるんだと思います。
でもこうやって少しずつ変化を感じられるのは、とてもありがたいです。
目に見える変化なんてないのが普通だろうから。
でもまだまだ不安ばかりで、心身とにヘトヘトになるのですが、
もうちょっと頑張ってみようと思います。
介護士さんが本当に一生懸命なので、
見習いたい人が何人もいてくれるのが本当に恵まれています。
コミュニケーションとか介助の仕方を真似ながら身につけられたらいいのですが・・・
その中で私らしい『看護師』になれるように。