皇位継承のあり方
「皇位継承のあり方」 著者:所功出版:PHP新書☆内容のメモ・「天皇(皇室)」のあり方(制度)を幅広く議論する姿勢を示すにふさわしい人選→「皇室典範に関する有識者会議」の構成委員について・一夫一婦制を厳守される以上、皇統に属する皇族であれば、男性でも女性でも皇位を継承できるよう典範改正に踏み切るほかない・一般国民として半世紀以上も経つ家に生まれ育った方々の復籍は事実上困難・女系継承を認めた上で、古来の直系・長系・近親を優先する原則の下に男子先行の原則を加え、当事者である皇室内部の方々のご意向を十分に配慮して慎重に運用すべき・皇族間の養子を容認すべき・男性皇族の方が公務に専念されやすい☆感想・過去に前例の無い女系継承は容認すべきだが、過去の前例のある元皇族の復籍が事実上困難としている考えの根拠が不明確・典範改正への議論の落としどころや妥協案として決着をつけるなら、所氏の案になりそう。→女系天皇容認案には賛成できず。