昨年最後の静ちゃんお届け＆2014元旦恒例・東京タワー登頂日記

2014年01月02日

昨年最後の静ちゃんお届け＆2014元旦恒例・東京タワー登頂日記

カテゴリ：NANANEKO　HOMEの保護猫たち

先回の日記と話が前後しますが、
昨年末の28日、長毛キジトラの静ちゃんを
無事譲渡のお届けに行ってまいりました

　　(うちで慣れてきた頃の静ちゃん)
　　　

静ちゃんは、福島で保護された猫です。
医師の見立てでは、推定７．８か月。
つまり、産まれてから７，８カ月、人のいない福島の町で
なんとか生き抜いてきたということです。

そのトシまでずっと野良猫で、
しかも、通常の町の野良猫ともまた違い、
極端に人の少ない町でなんとか食べてきた野良猫でしたので
人との接触が普通の野良よりさらに少ない。
震災後、いまだに、首都圏から福島まで、毎週のように餌やりに通う
個人のボランティアグループの方たちの、たまの餌の補給で
どうにかこうにか、食べてきたのだと思います。

　　　

なな猫ほーむでお預かりして、はじめての家猫生活が始まった静ちゃん、
最初はトイレというものも知らず、
ケージの中で毛布にオシッコもウンチもしていました(>_<)
でも、少しずつトイレですることを覚え、
ケージから出しても数回失敗はあったものの
段々に立派な家猫として生活できるようになりました。

慣れるにつれ、ほかの猫たちとも仲良くできて
一緒に、ごはんのときはみんなの中に混じってご飯を待ったり、
また、ネズミのおもちゃやボールで遊ぶこともできるようになりました。
野良猫は、食べていくだけで精いっぱいで
「遊ぶ」ということを知らないので、
遊ぶようになったら、かなり家猫修行が進んだ証拠です。
それに、まだ1歳前の本当は子ども。
普通の家猫なら、遊びたい盛りなのです。

触ろうとするとシャー言う静ちゃんでしたが、
ソファでほかの猫たちと寝てるときなど、
タイミングが良いと、撫でさせてくれるようになっていました。

こんな静ちゃんに、優しいパパが出来ました

里親さんが、まだまだ人慣れが十分でない静ちゃんのことも理解してくださり、
「娘ができたと思って大事に育てます」と言ってくださいました(・_;)

　　　　　　

　　お届けの静ちゃん。
　　ケージの中のトイレ脇で固まってます(^_^;)

　　　

ゴージャスで美形の静ちゃん、よかったね。
もう、怖い思いもお腹の空くこともないんだよ。
あなたが人を怖がってシャー言うのは、
それまでどんなに怖い思いをして生きてきたかというしるし。
そのしるしを、これからパパさんが拭い去ってくれて
あったかい、嬉しい、幸せな思いでいっぱいにしてくれるでしょう。
静ちゃん、元気で、幸せに(ﾉ_-｡)

さて、静ちゃんとの別れを越えて、
始まりました2014年。
今年も、元旦恒例の東京タワー登頂を果たしてまいりました。

　　　