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カテゴリ:建築
先週おこなった新AZUMA見学会を1週間ずらせばよかったなぁ・・・と思うくらいあんなに多かった雪もすっかりと溶けました。
日曜日、天気もよかったのでかみさんと石川県かほくイオンまで行ってきました。何を見る、何を買うでもなくただドライブがてらに。 たくさんの店舗が並ぶなか、一番突き当たりに高級ブランドを取り扱うお店があります。ヴィトンやエルメス、プラダそしてロレックスの時計などなど。 わたしたち2人も目の保養にと店内を物色。良い品物だとは思うのですが値段がやはりなかなか手が出ない。一般?のブランドよりも明らかにゼロが1つ多い値段です。 高級ブランドを買う理由をへそ曲がりな私なりに考えてみると、 1.自分へのご褒美 2.他人から羨ましそうに見られる事の優越感 3.夜のお店で働くおねえちゃんに自分への気を引かすためのプレゼントとしての必須アイテム 4.贈り物をした時の「これを贈っておけば間違いない、失礼にはあたらないだろう」という安心感 などいろんな考えがあると思います。 店内で買い物をする人達を見ていて、「住宅」もある意味同じだなと考えさせられました。 何千万円もする「家」を買うのに一般?ブランドの工務店でいいのか?やはり住宅展示場を持つ高級ブランドのお店がいいのか? 建築のことなど何も知らない若い夫婦が「家」を買う場合、やはり高級ブランドに行ってしまうのは仕方のない事なのか?これは地場で働く工務店の永遠のテーマなのかも知れませんが、「良いものをより安く」の実情を知っている私たちとしては、なんとも歯がゆい。 かみさんと結婚した当初、「ちなみにあなたが家を買うとしたらどこで建てる?私の所に依頼する?」と聞くと、答えは住宅展示場を持っている、そしてチラシのよく入るハウスメーカー。あなたのところには100%頼まない。って言うか知らないし・・・。と強烈な答え。 一緒に生活するにつれその答えは変わりましたが、一般の方はそうは行きません。 「このお店で買えば間違いない、テレビCMでもやってるし(安心感・優越感)」 「大工さんに頼むと高いんじゃないか?(不安感)」 「デザインもなんとなくダサいし、大手メーカーだと洒落ている(ブランド志向)」 「もし見積もりが高かった場合、断れないんじゃないか」 など、きりがありませんがこの現状を少しでも打開し、安定した受注を確保するには・・・ その1つとして自社でブランドを作るという事(今回の新AZUMA) ただしヴィトンやエルメスも昨日今日で一流ブランドになった訳ではないので、なかなかすぐには実を結びません。 今回新AZUMAを建てさせて頂いた施主さまからは、すぐに結果は出ないかもしれないが必ず実を結ぶ時が来る!!それまで良いものを地道にそしてプライドを持って建てていくように!とのお言葉、非常に勇気つけられます。 ただ住宅においてのブランドは一過性であるとよく言われるように、それだけに頼りきるのも限界があります、死んだオヤジから受け継いで約2年半、ようやく自分のやりたい事、自分の色が出始めた頃かなぁと思います。 なんとも取り留めのない話を長々と。。。とにもかくにも今後もいろいろ試行錯誤しながら頑張ろうと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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