カテゴリ:塾
授業はおもしろくないとだめだと思っている。
それと同時に授業中、生徒とのコミュニケーションが必要だと考える。 目の前のことに興味を持ちながら、お互いのやり取りの中で理解を深めていく。 一方的に講義をし、且、退屈な授業は私達の求めるところにない。 もしそのような授業を臨まれるなら、どうかそのような塾へ行ってほしいと思う。 時折この授業時の”音”をうるさいと感じてしまう子(もしくは親御さん)が出てくる。 が、この理由が99.9パーセント、下記の枠に収まる。 1・実は自分が一番しゃべっていてうるさい。(だから、他の人がしゃべると嫌なのである) 2・授業に入り込めていない。(意識が違うところにあると、また集中力に欠けるとこれが起こる。その理由の多くが3。) 3・クラスに嫌いな子がいる。(嫌いな子がほんの少しでもしゃべるとうるさい) (さほど遭遇する率は低い用件ではあるものの) 今のところ以上の3つのどれかにあてはまらなかった経験は0である。 おもしろい授業にこだわる先生は多いだろう。 面白い授業の在り方とは、”興味をひく”ということと”インパクトを与える”ということだ。 要は脳みそに対するアプローチの問題である。 単なる強制的暗記をエピソード記憶に転換しようというのが、多くの先生がされている努力ではないかと思う。 脳の記憶の部分は、感情面との結びつきで強まると言われている。(扁桃体に関連する部分) つまり感情的な何かとともに記憶することが、記憶力をあげるわけだ。 いやいや覚えるより、「おーすごい!」とか「へぇーこんな風なんだ」とか「おもしろい!」なんて感動しながら覚えることがもっとも効果的なのだ。 できるだけ「できるぞ」「やってやるぞ」なんて言いながら覚える方がよい。 脳にとって一番苦しいのは強制的な暗記で、ただひたすらに理由もなく覚えることだ。 受験勉強を考えると苦しみながら覚える(ただひたすらに覚える)という面も強いからこそ、 せめて授業では感情に訴える記憶を与えてやりたいという親心もあるだろう。 自分が学生だった頃のことを思い出して欲しい。 大体強烈に覚えているのは、先生が面白おかしくギャグと共に教えてくれたり、 なんらかのエピソードをもった事柄ではないだろうか? あの先生があのときあんなおかしなことを言ったから覚えた、とか あんなおかしなことがあったから忘れない、とか。 語呂合わせだって、まさにそのひとつだろう。 理科の授業 「きみらはな、地震が来ても、雷が落ちても、家が吹き飛んでも・・・ ・・・これだけは、これだけはな・・・・どんなことがあっても 覚えんと、維管束(いかんそく)やで。」 (^_^;) と、そう言うやつである。 なぜ、面白い授業をするかというのは、先生の人気とりのようなものではなく (もちろん先生は人気がなくてはならない) 子ども達の脳に如何に効果的に語りかけるか?を考えたものなのである。 逆に言えば、人気のある先生はそういった記憶へのアプローチが上手な先生でもあるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 23, 2006 12:13:48 PM
|
|