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〒231-0023 横浜市中区山下町1番地
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2011/07/20
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東日本大震災の後、メディアを通して

「がんばろう日本!」「日本は団結力があるところがいいとこだ!」と

キーワードを繰り返し発信している。

 

とても美しい言葉だし、無償の愛を感じる。

すばらしい姿勢だと思う。自分もいっしょになにか出来たらと思う。 

 

・・・・・・でも、

 

自分は最近、ショックを感じてガッカリした出来事がある。

 

これは震災とは関係ない出来事ですが、

震災に比べたら、ほんの些細なスケールの小さな出来事です。

 

でも、この光景を見たら、ホントにこの国は団結力があるのか・・・

仲間意識があるのか・・・・

他人に対しても同じ人間同士の痛みやつらさを感じているのか・・・

 

疑問に思えてきた。

 

 

ある日、自分は夜遅くまで都内でフラフラ遊びほうけて、

終電近くの真夜中の電車に乗り込んで帰路にむかおうとしていた。 

 

発車時刻を待っている満員電車。

 

なんとか間に合ってギリギリセーフで車両に飛び込んだ。

自分の背中で、ドアが閉まり、まもなく発車。

 

「・・・・?」

 

飛び乗った直後は、息が上がっていて気づかなかったが、

自分が乗った車内は異様な雰囲気に包まれていた。

 

満員になっている車両は、人の息遣いも聞こえないほどシーン!と静まり返っていた。

 

これだけでも、なんとなく不自然な雰囲気だが、

この雰囲気の中、大きな声を出して怒鳴っている男がいる。

 

みんなはこの雰囲気に飲まれて、自分にとばっちりが来ないことを願って静まり返っていたようだ。

 

満員で、ドア付近に立っていた自分からは大声を出している男の姿は見えないが、

男が叫んでいる言葉を聞いてみると、どうやら酔っ払いのようである。

 

酔っ払いが、誰かに向かってすごい勢いで絡んでいるようだ。

この男が一方的に誰かに向かって怒鳴っている。

 

人込みをすり抜け、興味本位で少しずつ移動して、怒鳴っている声の主の見える位置まで移動した。

 

会社帰りのサラリーマンのおじさんが、酔っ払ってつり革につかまったまま怒鳴っていた。 

 

誰に向かって怒鳴ってるんだろう?

この酔っ払いの向いている方向を目で追った。

 

「えっ!!!!!!!!」

 

怒鳴られている人は、この酔っ払いの隣に立っていた。

20代半ばくらいのOLさんだ。

 

満員のため移動することも身動きをすることもできず、

背が小さいので、つり革につかまったまま、

酔っ払いから頭の上から怒鳴られていた。

 

よく見てみると、このOLさんは、目に涙をためながら怯えていた。

ビクビクしていて、可哀想でとても見ていられない。

 

自分が車両に乗り込んでくる前から、こんな感じだったのだろう・・・。

 

・・・でも、誰も助けてあげない。

 

車両内を見回すと・・・・・

ある人はケータイでメール、ネットを見ている。

ある人は、ポータブルゲーム機をいじりまわしている。

ある人は、新聞を四つ折りにして記事を読んでいる。

ある人は、漫画を・・・

ある人は、事が過ぎ去ることをいのりつつ寝たフリ

女性たちは、事の行方を遠巻きに観察している。

 

世の中に問いたい!

 

本当の正義ってなんだろう?

間違っている事柄を正すことじゃないのか?

人の道徳として正しいと思われる方へ導くことじゃないのか?

 

愛ってなんだろう?

こういうとき助け合うことじゃないのか?

 

勇気ってなんだろう?

ためらわず無鉄砲と呼ばれても自信と誇りをもって、突き進むものではないのか?

・・・これは間違った解釈かもしれないが、勇気って自分はこんなふうに解釈している。

 

この車両に100人くらいは乗っているだろう。

そのうちの、男性の比率は、80パーセントくらい。

オレより体格のいいヤツもいる。

自分は体育会系です!っていうような屈強そうなゴツいヤツもいる。

オレより背の高いやつもいる。

ワルぶってる格好のヤツもいる。

 

・・・・でも、誰もこのOLさんを助けない。

 

まるで透明人間のように扱っている。

私たちには何も見えていません。

・・・というような態度で過ごしている。

 

・・・・これが日本の

・・・・自分が生まれた母国の現実なんだなと思うと悲しくなってくる。

 

みんな綺麗な言葉を並べ立てて、ニコニコしているけど、

他人の事はどうだっていい。

自分にリスクがこうむるなら無視してやり過ごそう。

 

情けない!・・・・あまりにも情けないよ!!

 

・・・・・これが

 

・・・・オレが今見つめている現実世界。

 

今、この車内で、誰かがやらなくてはいけない事は、ただひとつ。

 

『酔っ払いに絡まれてる女性を助けること!!』

 

「誰も助けない!?ああ、オレがやるしかないんだ!」 

 

自分は、酔って怒鳴ったり、暴力を振るったり、人に迷惑をかける酒乱が大嫌いだ。

殺気立つほど酒乱を毛嫌いしている。

酒乱は、自分が幼少期からのトラウマである。

自分の父親が酒乱だった・・・。

 

父親が会社から帰り、夕飯の席で酒を呑みだす。

前後不覚になって酔った父親は、自分たち兄弟に絡みだす。

 

どんなによい行ないをしても否定され、罵倒される。

勢い余って、殴られる。

なにを思ったか、コーラに梅干しを大量に入れて飲まされたこともある。

食卓に並べられたシュウマイを30個食べさせられたこともある。

小学生の自分にとって、そんなに食べられるはずもなく、夜中まで腹痛で吐きつづけた。

 

でも、実の父親だし、言うことを聞かないとなにされるかわからない恐怖。

理不尽な時間。

せっかくの温かい料理も手付かずで、ひと騒ぎ終わってから、完全に冷えたものを食べてた。

 

現在の自分は、なんでも大量に食べるキャラとして周りのみなさんに認知されていると思いますが、唯一、苦手な食べ物がある。

 

本来、温かいはずが冷えきってしまった食べ物。

・・・苦手です。

というか、あの頃を思い出して吐き気がしてしまいます。

レンジなどで温め直せば食べれるものなら、なんの問題もないのですが・・・。

 

夕飯の席は、自分にとって屈辱的な時間だった。

 

中学や高校になると、こんな父親を殺してやりたいとさえ思った。

この父親さえいなければ、母親も、弟も、自分も普通に平和に暮らせると・・・。

 

誰もが生きていれば、心に屈折した影のひとつやふたつを持っているものだ。

自分は明るい性格なので、なんの苦労もなく育ったように見られがちだが、

こんなところに誰にも知られたくない暗い影を引きずって大人になった。

 

これがトラウマになっているのか、自分は家では酒を飲まない。

酒が嫌いなワケではないし、外では仲間と浴びるほど酒を飲むが、なぜか普段は家では飲まない。

一人暮らしだが、家の中で酒を飲むということには、いい思い出がないから、このトラウマが自然と身についてしまっているのだろう。

 

 

・・・満員電車、酔っ払いの男がデカい声で息巻いている中、

オレは電車の揺れに合わせて男の声のする方へ人混みを掻き分け移動した。

 

酔っ払いのすぐ隣に立った。

酔っ払いの肩越しに覗いてみると、絡まれている若い女性は、もう泣きそうだった。

 

ガタンッ!!! 

 

電車が揺れて、酔っ払いはよろめいてオレにぶつかった。

・・・計算どおりに。

 

「なんだテメーッ!?ふざけんなよ!この野郎~!」

 

「あ、すみません!」

 

「なんだ、その目はよ!文句あんのかよ!あ~ん?」

 

いかん、いかん。

穏便に済まそうと、笑顔で接したつもりが、目だけが笑ってなかったようだ。

結構、鋭い観察眼を持ってる酔っ払いだ。

 

「テメーッ!ヘラヘラしてんじゃねーよ!おい!なんとか言ってみろよ!」

 

酔っ払いからリクエストを頂いたので、オレは口を開いた。

満面の笑顔で・・・計算どおりに。

 

「おじさんさぁ、さっきからオレの事、テメーッって呼んでるけどなんでかな?

初対面の人に向かって失礼じゃないかな~?」

 

「なんだとぉ?」

 

「なんでオレのこと、テメーッっていうの?

おじさんこそ、オレに文句あるんじゃないの?

オレも納得いかないから聞きたいなぁ」

 

「なにい?」

 

「ここだとみんなに迷惑かかるから、次の駅で降りなよ。

話し合いなり、殴り合いで解決しようよ!

ねっ!?そうしようよ!」

 

「は・・・。」

 

「オレ、終電までそんなに時間ないから、どっちかっていうと話し合いより殴り合いがいいなぁ。

そっちのほうが早く解決できそうだし~!」

 

とても雄弁にしゃべるオレに、酔っ払いの男は、予想外の展開に動揺しているようだ。

あれだけ怒鳴っていたのに、借りてきた猫状態になってしまった。

うつむいてしまった酔っ払い。

 

「ね!おじさん!そうしよう!

次の駅で殴り合いして決着つけようよ!・・・ね?」

 

「・・・・・。」

 

視線をうなだれた酔っ払いごしにOLさんに移した。

 

絡まれていた女性は、涙を溜めたままキョトン顔でオレを見ていた。

 

オレが満面の笑顔でニコッと微笑んでみせた。

 

彼女も泣いた後なので多少顔がひきつっていたが、ニコッと微笑み返してくれた。

 

怒鳴られっぱなしで怖かったろうね。

つらかったよね。

可哀想な想いをさせちゃったね・・・。

 

オレは彼女に向かって無言で「ここから離れな!」と、手で追い払うようなジェスチャーをしてみせた。

 

彼女は助かって放心ぎみだったが、ペコッと会釈をして車両の隅の方に移動した。

 

OLさんを無事に助けることが出来てよかったな・・・と、彼女の笑顔を見て、自分も救われた気分になった。

 

 

・・・さて、問題はこの酔っ払いである。

 

 

 

次回、『★ホントの正義(2)~TRUE JUSTICE~(後編)★』につづく

 

 






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最終更新日  2011/07/22 12:13:37 AM
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