Mary’s　Bar

GODIVAのチョコが届いた。（しかも何十個も入っているやつ。）
宛名を見ると、現在入院進行形の患者さん。…のたぶん奥様から。

「maryさんでよかった。」と言ってくださった方です。

なんとか手術は受けたけれど、既往がたくさんあって体中ボロボロだったので術後の経過も一進一退。
一般病棟には出たけれど、また状態が悪くなってICUに戻ってきてしまって、またまた奥さんも泣いていて…。
また、私とこのご家族との関係が始まりました。



前回ICUに入っていたとき、どうしようもなく不穏で暴力的だったこの患者さんに、奥さんの目の前で顔や体を何度も殴られ、蹴られた私（笑）
ここICUでは意外としょっちゅうあることだし（泣）、病気がそうさせているんだから…と気にしていなかったのだが、奥さんは私の顔を見るたびに本当に申し訳なさそうに謝っていた。

年末年始、術前術後のバタバタも一段落して、デパートに行ったときに手配してきてくれたらしい。
そんな忙しいときに、気を使っていただいて、しかも用事があって出かけたであろうデパートで私のことを思い出してくれたなんてとっても感激

熨斗？には奥様の毛筆でこう書かれていた。



『maryちゃん　
　患者とその家族に希望を与えてくださってありがとう!!ずっと頑張っていてね。忘れません。』



こんな患者さまやご家族からの一言で、今までのつらいことを（あの拳や蹴りも）忘れ、看護師は頑張っていけるのです。
希望を与えていただいたのは私のほうですよ。
チョコレートまで与えていただいちゃってスミマセン。

疲れた心と体を、心のこもったメッセージとチョコレートで癒して、私は明日からも頑張ります!!