Mary’s　Bar

冷戦中だった法律バトル。
上司に労働基準法と就業規則と現状の矛盾点を指摘してたたきつけた…いえいえ提出した約20枚のレポートのことです。
20枚のうち半分以上は文献などの参考資料なのに、何でこんなに時間がかかるんだろう…やっぱり事務方はお役所仕事だな、と半分忘れかけていました。


が、思わぬ返事がきました。

なんだか私が知らないうちに、上司→エリア事業部長→本社人材部長→法務部（お抱え弁護士さんたち）→厚生労働省までそのレポートが行ってしまっていたのです。


どうりで遅いと思った…。


私は、私の感じたことや他多数の看護師が感じていることに対しての上司の意見が聞きたかっただけなのに、なんかスゴイことになっちゃってる??と思ったのですが時既に遅し。
どうしてそんなことになったのかを上司に聞くと、上司も部長も人材部も法務部もわからなくて、しかも私が指摘したことがもし法律的にNGとなると、この会社のこの事業全体が揺らいでしまうから…ということで、そこまで確認せざるを得なかったんだそうです。

極端に言うと、早い話が｢うちの会社、悪気はないんですが嘘ついて客集めしてました。えへ*｣…ということになりかねないお話なわけです。
（これ以上は大人の事情で話せません。十分言ってるって?…まあまあ。）

これには私も｢そ・そ・そ・そんなつもりじゃぁ～。｣という感じでした。
｢言われてみればそうだよねぇ。｣｢今まで思いもしなかった。｣…という上司＆部長はどうなのかと思いますが、事が大きくなってしまったからには仕方がない。

そんなこんなで先日、本社の人材部長とやらがいらっしゃってお話し合いと相成りました。
看護師仲間も介護士さんも「私たちの分まで頑張って言ってやって!!」とこっそりエールをいただきまして…生け贄??イヤイヤ、代表の私が現状をぜーんぶ洗いざらい話すことにしました。
上司、エリア事業部長、人材部長が揃ってPC（に弁護士さんやら厚生労働省からのお返事の資料が入っているらしい…っつーか、そっちだけずるくない??）片手に話をしてくださいます。
が、いかんせん夜勤明けで眠い私の集中力は低下の一途。

夜勤明けだし。
疲れてるし。
約束の時間より1時間近く押してるし。
帰りたいし。
何より返事待たされすぎて、もういいや、どうにでもなれ、な気分だし…。

ここも大人の事情で割愛しますが、かなーり要約すると
『法律には反しない。だが反しないためには、看護師の（特に夜勤看護師の）協力が必要だから、maryさんには協力をお願いしたい。』
だ・そうです。

う～ん、うまく法律の抜け道使われた感がある…。
話合いの間も、相手3人のペースに乗せられないようにところどころで話の腰を折って（笑）きたのですがここでも私ってば余計な一言を。

「それは、強制ですか?」

人材部長。
「ですから『お願い』です。」

あぁ、『お願い』という名の強制ね…。


…というかんじで終始相手ペースで進んでしまった話し合いですが、負けたくないのでところどころ突っ込みを入れさせていただきつつ、お話し合いは無事（?）終了いたしました。

結果、職場環境や業務内容はほとんど変えることは出来なかったけれど、いままでサービス同然だったところはその分を時給に換算して返してもらえることになりました。
（みんな～!!褒めて～～!!）
果たして、その計算はどういう風にするのだろう??

自分から吹っ掛けといて…と思われそうですが、これ以上ややこしくなったり法務部の弁護士が出てきたりすると面倒だし、私の能力だけじゃキャパオーバー。
なので大人しく終了。

なにより　　…眠かったんです…。


腑に落ちないでもないけれど、十分上を（周りを?）振り回したし、あとは私始め看護師が納得すればイイだけの話。
まぁ100％納得はできない結果だけれど、医療に関しては私たちのほうがプロ。
これからも言いたい事は言わせていただくもーん☆と、看護師は強し、なのでした。



おまけ★

人材部長が帰り際に一言。
嫌味なのか?褒めてるのか??

「いやぁ、しっかりしてるねぇ。人材部に引き抜きたいくらいだよ。」

嫌じゃ!!