プロジェクトBB(寶貝計劃)
<ストーリー> サンダル(ジャッキー・チェン)、フリーパス(ルイス・クー)、大家(マイケル・ホイ)の3人組は腕のいい泥棒チーム。「盗みはすれど非道はせず」をモットーに、強盗・強姦・誘拐などには一切かかわるまいと、固く自分たちを戒めてきた。 だが、私生活に関しては3人とも問題山積み。不運に不運が重なっていよいよ追いつめられた時、3人は自分たちの“掟"を破り目の前に転がっていたヤバい仕事に手を出した。それは「富豪・リー家の、生まれたばかりの赤ん坊を誘拐してこい」というもの。これで3,000万ドルが手に入る! (TSUTAYA特集サイトより)<感想>上映中ずっとニコニコしながら映画を見たのは久しぶりな気がします。 喜劇+アクション+人情物語はすご~くわかりやすく、まあよくあるタイプの話なので先が見えてしまうわけですがそんなことはどうでもよろしい、ということで。面白いんですよ、やっぱり。全く外れていないというか期待通りと言うか一定の水準を軽くクリアー。大人でも子供でも楽しめる王道を行く作りです。 っていうかジャッキー・チェン(成龍)って・・・大丈夫なんですか?最後のNG集で頭を強打している所を見て本気で心配になりましたヨ。もう少し楽な役をやってもいいのでは・・・。 そして久々のマイケル・ホイ(許冠文)。アクションはないし(当然だ!)出番は少ないんだけど本当に存在感があります。いい役者さんです。なによりジャッキーと共演してくれてありがとう!夢のようです。 こんな芸達者の二人に囲まれては埋もれてしまうのではないかと思ったルイス・クー(古天樂)も熱演でした。なんか予告編では「新人」とか紹介されてしまいましたがそりゃ詐欺だよ(笑)。芸歴長いだけあって良い役者さんになっています。日本では無名だけど~。 皆さんの感想とか読んでいると結構ユン・ピョウ(元彪)がオッサン化しているのにショックを受けていらっしゃる方が多いようですね。私は何年か前の「中華英雄」ですでにショックを受けていたので平気でした(笑)。 これだけの役者が束になっても敵わないのがやっぱり赤ちゃんか。可愛いなぁ・・・。 本編と全く関係ありませんがテレビスポット広告のナレーションが関東と関西で違うのには笑えました。関西は「浜村淳」なんですよ。やっぱ浜村淳は欠かせないのか!関西の友達が当たり前のように毎日「ありがとう浜村淳です」(ラジオ番組)を聴いていて「なんや知らんのん?こっちでは聴かなあかんで。」とか言うので笑ってましたがやっぱりそうなのか・・・。 なんかどんどんブログの主題から話がそれていきますが「武侠物」は「アクション物」や「カンフー物」と切り離せない関係だし、もちろんそれは「ジャッキー・チェン」に繋がっているし、さらには「香港映画」につながり「香港映画」は「関西のノリ」につながっていると(無理矢理)思うわけです。だから「浜村淳」につながるとは全く思わなかったけど(笑)!こういう翻訳って広川太一郎氏を思い出しますね。Mr.BOO!シリーズのようにご当地向けに作り直してしまう勢い。この匂いを感じるのもマイケル・ホイが出演しているからかな? 最後に。ルイス・クーの神雕、見たくなりました。