|
カテゴリ:映画
<ストーリー> 中国、五代十国、後唐の時代。重陽節を前に王家の人々は王宮に帰って来ていた。王と王妃の間は冷え切り、王妃は継子の皇太子と不義の関係を続けていた。しかし、皇太子には、付き合っている娘がおり、王妃は二人を裂こうとしていた。王妃は、密偵を放ち、王が王妃の健康のために毎日運んでくる“薬”の中身を突き止める。密偵を務めた侍医の妻もまた、悲しい過去があり、王に恨みを抱いていたのだった。(goo映画より) <感想>ネタばれ注意! まず思ったこと。コン・リー(鞏俐)って大人だな~。や、胸のことじゃあないですよ。別れた元彼とここまでの仕事をこなせるその度量に感服。 っていきなり映画に関係ないことから書き始めちゃったけどチャン・イーモウ(張芸謀)監督とコン・リーは昔ラブラブだったからね・・・。 そのコン・リーですが彼女が主演でなければもっとどうしようもない映画になっていたかも。言い換えれば彼女だったからこのレベルに持ち上げてくれたのであってこれがツィイーだったらたぶん「LOVERS」のごとくイーモウのワースト映画に仲間入り~。 何しろ登場人物が「何で俺(私)を愛してくれないのよ!」っていう奴ばかり+「もう放って置いてよ~(by長男)」と「ぼ~っとした次男」で全員。 彼らが一見平穏な家族のごとく振舞いながら 「殺る」「殺される」の駆け引きを繰り広げていく緊張感が見もの。確かにどうなるのか興味あったし面白かったけど深みは全然ない。しかも爽快感があるわけでもなし「どよ~ん」とした映画だ。どうしちゃったんだイーモウ監督! (でも「LOVERS」よりは遥かにいいけどね) 見どころはキンピカな眩しい映像だったり、女の人のはみ出した「乳」だったり、残虐なチョウ・ユンファ(周潤發) だったりなんだか趣旨を外れまくっている。 その中でもチェン・ジン(陳謹)演じる元王妃が超かっちょいいんだけどこの人だけなんか浮いちゃってる。戦う母はカッコイイが結局は娘も夫も守れないんだから後味悪いワ。 リウ・イエ(劉火華)は存在感あるもののジェイ・チョウ(周杰倫) は別にジェイでなくてもいいんでは、という感じで可もなく不可もなく。 とにかくお金がかかったゴージャスな映画なのでそれを味わうためには出来るだけスクリーンで見るべし。 それで「金返せ!」と思った方の責任まではとれませぬが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月17日 21時18分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|