幸福感と実幸福
会社の一部署移転することになり、そこに8月のしてやられた彼がいる。移転を知って、ちょっとムカついたというかショックというかなんだか無気力感が増した。この数日、彼はなんだかソワソワして、私が一人でコピーとってたりすると、話したそうに近寄ってくるがそこでいつも邪魔が入る。彼に話しかけたりする人がいたり、私に聞きに着たりする人がいたり。事務所に入るときに、調度タイミングが合い、彼が来た。彼がちょっとだけ話す。12月は走るからと。その後も私を意識している様子が分かるけれどタイミングが合わない。まあ、どうでもいいんだけど。冬の空気感で、ますます、気持ちは暗くどんよりとしくる。いつも頭痛がする。何を食べても美味しくない。アルコールも不味いと思っても飲まずにいられない。ホットヨガも今月で辞める。残りの回数をこなすのも面倒で憂鬱。人に会いたくない。でも誰かと話をすると気が晴れる。何もしたくない。外出したくない。こんな気持ちの時があったなあ、それはいつだったか。いつの間にか、そこを脱出したんだったかな、何かして治癒したんだったかな。覚えていない。でも、たぶん、暖かい太陽の光を浴びて綺麗な空気を吸えばよくなると思う。日々、満員電車に揺られて会社に行くことが出来るのはとても幸せなことだと思っている。銀行に口座があり、借金はあっても雨風しのげる部屋に住み、飢餓に苦しむこともなく食事が出来ることは本当に幸せだ。老いていても両親が健在であることは、心配がつきなくても幸せなことだと思う。すでに肉体的なことがなくても、兄弟のような幼馴染のような「可愛い可愛い」と言ってくれる夫がいることはとても幸せなんだろう。その夫が仕事がなくて収入が先月の半分でもとりあえずはご飯食べられるなら幸せなことなんだろう。つくづく幸せな自分だと思う。この憂鬱などんよりした気持ちは別にあってもなくても幸せに関係ないんだろう。