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カテゴリ:乗り鉄
子供の頃から、鉄道の台車や連結器、線路の転轍機を眺めるのが好きだった。わたしの育った岐阜市では子供の頃には太平洋戦争前後に製造された車齢40年程度の電車が、まだ現役で普通に走っていた。これらの車両に履かれていた台車の形が、子供心に残っていた。
営業中の電車には近づくことができないので、鉄道の荷重がどのようにバネを介して線路に伝わるのか考え出したら夜も眠れないほどであったが、大人になったいまでは、博物館などで、台車の間近、車体の下に潜り込んで観察することができ、子供の頃の疑問が解けるのであった。 以下は、佐久間レールパークの旧型国電の台車の写真。 分類としては、釣合梁(イコライザー)式といって、弓型の大きな梁が特徴である。 心皿からの荷重は、板バネを介して、上部の台車枠にかかり、それを、釣合梁にコイルばねを介して伝えている様子がよく分かる。静態保存なので、台車が塗装されてしまっているので、摺動部に油が塗られていなかったり、擦れの跡がないのは致し方無い。動いている現役のこのような型式の台車を見ることができるのは、熊本や松山などの市内電車の一部、あとは大井川鉄道くらいであろう。 大井川鉄道 旧型客車の台車 (これは釣合梁でなはい)2015年9月21日撮影 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.24 21:59:35
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