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カテゴリ:乗り鉄
私が鉄道に乗り始めた中学生のころは、北海道に行く場合、青春18切符を握りしめ、岐阜から大垣夜行でいったん東京駅に出、常磐線や東北本線を経由してまる1日かけて青森まで行き、深夜便の青函連絡船でやっと北海道の南端である函館に到着するという2泊のかけての行程であった。もちろん、当時最速である東海道新幹線、東北新幹線を乗り継げば、当日のうちに函館には到着できた。が、特急列車は高嶺の花であった。北海道とはそれだけ遠い存在であった。
歳月が経ち、医師になると学会など日常の業務の合間をぬって参加する場合には、移動にかかる時間を短くしないといけない。したがって、やむなく航空機を利用することになる。とはいっても、なるべく北海道にいくときには、航空機を利用しないようにするのが、私のポリシーである。 写真は2007年5月14日、当時勤務していた自治医科大学の創立記念日を利用して北海道に出かけた帰路の写真。今はなき、特急北斗星のB寝台個室をとることがてきた。独房に例えられるB寝台個室であるが、はじめに述べたように、中学生時代の鈍行列車とは雲泥の差である。翌朝までの食事を買い込んで札幌駅から乗車、翌朝、郡山あたりで目が覚め、シャワーを浴び、宇都宮で下車、そのまま、東北本線自治医大まで行き直接病院に出勤した。 特急北斗星 B寝台個室からの写真 入り口付近の写真。隣の部屋の寝台が、せり出しており、自治医大の医師用の当直室を思い起こされる。 B寝台券 自治医科大学本館地下の日本旅行には、チケットの発券に詳しいベテラン職員が 在籍しておられた。ややこしい遠回りの切符の手配など、面倒な発券をお願い したり、人気のある列車の指定券を発売時刻に合わせてとってもらったりと 色々お世話になった。当時のわたしは、3日前に思い立って出かけたようである。 3日前の発券で個室が取れたのはラッキーだったかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.07 13:07:36
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