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OSCAR PETERSON TRIO+ONE, Clark Terry これ、最高。こいつら、上手すぎ。6 MACK THE KNIFEでのクラーク・テリーのソロは、マイルスやブラウンをも凌駕する暖かさ、コクが感じられる。陽的な人間性のなしえる究極の「はしゃぎ」世界。5 MUMBLESでのスキャットとも歌詞ともつかない唸りにテリーの実力が表れている。このうえなくスインギーな、ジャズにおけるスイングの教科書のような音楽をボーカルで展開しているのだ。テリーはおそらく、マイルスに奏法うんぬんよりもこういった「スイング勘」を教えたんだと思う。この人がそれを教えずして何を教えたというのだろう、また他の何を多く教わる必要があろうか。大事なのはまさにこの「音でいかに見事に、美しくはしゃぎまわるか」ということなのである。演奏によって人生を楽しむこと。ジャズを演奏することは人類のなしうる最高級の遊びである。その命題を体現するテリー、ピーターソンに敬意を表したい。
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最終更新日
2005年02月17日 11時55分50秒
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