ハイゼット 暖気後エンジン不調
平成12年式 ハイゼット S210V エンジンはEF-SEです。
冷間時のエンジン始動後、しばらく走行しているとエンジンの力がなくなって、アイドリング時の振動も大きくなるとのこと。
まずは症状の確認と思い、近くの峠道を20分ほど試運転してみると、異常はありません。とりあえず工場に帰ってプラグの焼けやスロットルの汚れ具合でもみてみるかと思った矢先でした。
明らかに一発死んでます。イグニッションコイルかプラグだったら余裕だなと考えつつ、工場に戻りました。
プラグを外してみると2番のプラグが少しだけしっとりしているような…でも極端にカブっているわけではありません。
プラグを注文する前に手持ちのダイレクトイグニッションに交換してみました。
変化なし…
ならばとプラグを注文して交換してみました。
変化なし…
んー、なんかこの型式のエンジン、バルブガイドの脱落やらロッカーアームの折れやら、面倒くさい事例もネットで見たことあるぞ…まさかね…
症状が出ている状態で、2番のイグニッションコイルのカプラーを外しても変化がないので、2番が悪さしているのは間違いありません。
結果は、2番のインジェクターでした。単体試験では、測る間に温度が下がるせいか問題ありませんでしたが、高温になると正常に動いてなかったようです。
このエンジン、コイルやインジェクター、水温センサー周りの断線もよくあるようなので、ドロ沼を覚悟してましたが、なんとか修理完了です。
WAS(ワーズインク):イグニッションアナライザー TA500J 【RCP】 10P13oct13_b