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テーマ:ワイン大好き!(30819)
カテゴリ:ワイン
シャトー・ラローズ・トラントドン[2003] カベルネソービニヨン60%、メルロ30%、カベルネフラン10% でできた ボルドーはオー・メドックのクリュ・ブルジョワ・ワイン。 日本経済新聞土曜版「NIKKEIプラスワン」 (2006年4月1日号「家庭で手ごろなワイン」)で 2位にランキングされたワインということで少し期待してしまう。 (ちなみにあまり先入観は持たないで飲み始めた方が本当はよい。) 色は深みのあるルビー色で 鼻に入ってくる香りは、慎ましやかだが、かぐわしい。 口に含むとまずは豊かな果実味がアタックしてくる。 大地の恵み、豊かな秋の収穫を感じる。 それを受けとめられるだけの土台がたりない感じがして、 バランスが取れればよいのにと思っていると、 不思議なことに、そのうちにどこからか渋みが湧いてくる。 文字通り湧いてくる。 そして果実味と混じって微妙なバランスを取る。 その感覚は非常に不思議で、これまでに感じたことがない感覚。 それはまるで鬼ごっこのよう。 果実味が渋みを追っかけている。 まるで果実味の影のように目立たず、どこにいるのか分からない渋みを、 果実味が追いかけ回す。 渋みが、もう逃げ切れないと観念して、姿を見せると、 パワーあふれる果実味は、渋みをがっしりつかまえて、 微妙なバランスをとりながら、豊かな味を生み出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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